株・日経225先物デイトレードにおける相場観(相場勘)についての解説、最終回です。
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全てのデイトレード手法は、ある一定のパターンが何度も何度も繰り返されるという事実をベースにして組み立てられています。
じゃ、その手法を何も考えずにやり続けたらよいのかというと、そうではありません。
なぜなら、ある瞬間にそのパターンが繰り返されそうかどうかは、常に背景状況に左右されるからです。
背景状況と言いましたが、別の言い方をすると相場環境ですね。
相場環境を理解して、トレードに活かせる能力を相場観と言うのでしたね。
では、デイトレードの相場環境には、どんな種類の環境があるのでしょうか?
ちょっと無理やり感は否めませんが、次の4つに分類してみました。
- いけいけモード
- 大口がゆっくりポジションを作ってるモード
- トラップモード(なめとんのか!モード)
- おやすみモード
名前は適当に付けただけなので、覚えなくていいですよ(笑)
1.いけいけモード
誰もがマウスに指をかけてエントリーする気満々。
とにかくみんなが次々にエントリーし、値動きを作ったり、ラインを守ったりしている。
正しい方向に付けた方は利を伸ばし、間違えた方はガンガンロスカットする。
出来高は順調に伸び続ける。
寄りからの数十分や、ニュースやイベントの直後によくみられる。
また、みんなが意識しているライン付近でいきなりこのモードに入ることもある。
このモードのときは、エントリーが正しければすぐに利が乗ります。
利がすぐに乗らないなら、エントリーのタイミングか方向が間違っていたということです。
リスクレワード比の良いトレードができる、美味しいモードです。
2.大口がゆっくりポジションを作ってるモード
これは10時~11時ぐらいに多いモードです。
値動きが一段落したあと、次の動きに向けて大口がポジションを作っている状況です。
一見チャンスがなさそうに見えますが、歩み値や板をじっくりと観察していれば大口がどちらに向けてポジションを作っているのかがなんとなく分かるときがあります。
このモードで重要なことは、
大口がポジションを作ろうとしているのか?(出来高の大きさなど)
どっちにブレークさせる計画なのか?
どこでエントリーするのがベストか?
を意識することです。
あと、このモードでは、1のいけいけモードの場合のようにエントリーしてすぐに利が乗るというわけにはいきません。
なにせ、大口はゆっくりポジションを作っているわけですから。
エントリーポイントを吟味し、勇気を出してエントリーし、値動きが出るのを待つことになります。
3.トラップモード(なめとんのか!モード)
後場からの時間帯、いわゆる江頭タイムまでの時間帯に多いモードです。
トラップとは罠のことです。
この時間帯にはメジャーな大口はもういません。いるのは小口を罠にかけるだけが仕事の極悪大口と、罠にかけられるのが仕事の小口トレーダーだけです。
たいていはレンジになり、レンジの端を抜けるぞ!と思わせるギリギリの値動きを出し、小口にエントリーさせます。そして自分が利食いしたらすぐにレンジに引き戻し、何もなかったかのように元の値段でうだうだとし続けます。
「うーん多分ブレークするんちゃうかな?」と思ってエントリーしたらその瞬間に反対に行く。
皆さんも経験あると思います。私も数えきれないほどあります。
このモードに入ったらその日は切り上げるか、トラップ前提のトレードに徹します。
4.おやすみモード
休日や、メジャーなイベント待ちの状況。
出来高も値動きも少ないです。こういう状況でのエントリーは完全に50:50です。長期的に見て。
1ティック取ろうとしたら2ティック逆行してロスカットした瞬間に元の値段に戻る。そんな日です。
大口は休みを取っているか、参加していないからです。
相場全体がそんな感じの時は、自分も休みをとってパーッと遊びに行ってください。
いつも根底にある考え
どんな時も、次のことを意識していてください。
誰が次の値段を叩いてくれるのか?
100を買ったなら、だれが101を買ってくれるのか?
100を空売りしたなら、だれが99を売ってくれるのか?
今何が起きている?
今日は朝からどんなことが起きていた?
今はどんなモードなのか?
これらのことを常に意識してデイトレードしていたら、すこしでも良いエントリーができるはずです。
ワン・グッド・トレード
ってやつですね。
勝率は上がり、負けトレードは小さく、勝ちトレードは大きくなってきます。
そして、最終的には、安定して勝てるトレーダーに近づいていきます。
相場観の記事が勉強になった!という方は、ポチッと表彰してやってください。
相場勘の解説は以上で終わります。
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