テクニカルやローソク足でトレードするにせよ、板読み/歩み値でトレードするにせよ、あるエントリー手法がいつもうまくいくわけではないですよね。
なぜでしょう。周りにいる上級者に質問してみてください。
きっとこんな答えが返ってくるでしょう。
弟子:「相場観って大切なんですか?手法を覚えるだけじゃダメなんですか?」
師匠:「もちろんさ!相場観が無いと、どんなに優れた手法も色あせてしまうからね」
弟子:「どうして相場観が必要なんですか?過去の優位性をテストできてたら大丈夫なんじゃないんですか?」
師匠:「まぁ、経験を積んだら分かるさ。経験だよ経験。」
弟子:「相場観って要するにどういうことなんですか?どうやったら身につくんですか?」
師匠:「え?相場観?それはだなー、うーん、ゴホン、ゴホン、ちょっと咳がとまらないからまた今度ね」
と言う感じでお茶を濁されることでしょう。
そこで、私、サンチャゴがこの難しい質問に挑んでみます。
違うやろ!と言われるのを覚悟で(笑)
相場観と相場勘ってちがうの?
まず最初に、僕が聞きたいのは、相場観と相場勘って違うの?ってことなんですよ。
相場観というのは、チャートパターンやローソク足のパターンなど何らかの分析をしたうえで、この先相場がどう動きそうか予測できる目とでもいいましょうか。
それに対して、相場勘とは、分析とかどうでもいいので、とりあえず「上がる気がする」「下がる気がする」的な勘です。そのまんまですね。
ただ、相場勘のほうも、無意識のレベルで何らかの分析をしているのだろうから、「観」と「勘」の違いはどうでもいいのではないでしょうか。
ようするに、相場観/相場勘とは、相場の背景状況を考慮して、今どんなアプローチでトレードしたらいいのか見当がつけれる能力です。
カッコよく言うと、「背景状況を理解していまを生きる」ってことです。
ということで、今後の記事では相場観という単語を使うことにします。
つづく
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