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デイトレードも商売
株や日経225先物のデイトレードを始める人は最初にトレード手法を学び、次にエグジット戦略を学ぶ。
それでなんとなくトレードを始めるが、一番大切なことを忘れている。
一番大切なこととは、トレードも他のすべての仕事と同じで、ビジネス(商売)であるということ。
商売にはお金がついて回る。お金を稼ぐことが商売の大きな目的の一つなのだから当然だ。
そのお金に関して何の計画性もなく、行き当たりばったりでやっていたら、いつか失敗することになるのは目に見えている。
資金管理(マネーマネジメントともいう)とは、デイトレードにおいて、お金に関するいろんなことを決めて、管理していくことだ。
お金に関するどんなこと?
まずは資金管理でどんなことをするのかざっと見て全体図を把握しよう。
トータル資産のうち何パーセントをデイトレードで運用するかを決める
トレードというビジネスが失敗に終わった時に、なにも人生まで失敗に終わる必要はない。
その後もう一度トレードに挑戦するのか、ほかのことに挑戦するのかは分からないが、何をするにもお金は必要になる。
その時に一文無しになってしまっていたら、何かを始めるまでにとてつもなく時間がかる。
自分の資産のすべてを1回のデイトレードビジネスにつっこむのは賢くない。
どこで止めるかを決める
一回一回のトレードをどこで切るかということから、デイトレードという商売をどこで止めるかということまでを、始める前から決めておく。
具体的には、下記のようなことだ。
- 1回のトレードで最大いくらの損失を許容するか(これはエグジット戦略とかぶる部分)
- 1日にいくらまでのドローダウンを許容するか
- 1週間にいくらまでのドローダウンを許容するか
- 1か月にいくらまでのドローダウンを許容するか
- デイトレードでいくらまでのドローダウンを許容するか
どれも、スケールが違うが、つまるところ、どこで止めるか、どこで切るかということを決めている。
どこで止めるかを決めたら、次は…
儲かった場合に、儲かったお金をどうするかを決める
自分への給料をどうするか?ということだ。
デイトレードも仕事なのだから、給料のことはちゃんと決めとかないといけない。
ドローダウンが限度を超えた時に資金をどうやって回復するのか計画を立てておく
デイトレードを始める人は勝てる前提で始める人が多いが、ほとんどの人はしばらく負け続けるところからスタートすることになる。
であるから、実は、負けた時にどのようにして失った分を補充するのかを考えておかなければならない。
「負けた分はトレードで取り返す!」と意気込む人もいるだろう。
しかし、それでは傷をさらに深くしてしまう。
トレード以外の収入源から、働いて資金を補充するのが現実的だ。
ざっとこんなところだ。
自らのマネーマネジメント(資金管理)を決める時、世間で言われていることを鵜呑みにするのではなく、自分自身の資金量と、性格、ライフスタイルによって決定すること。
次の記事からはそれぞれの詳細を解説していく。
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