エントリーで全ての条件が揃うのを待っていて躊躇してしまい、エントリーを逃してしまうということはよくある。
ロスカットができない、1万円のロスカットができずに20万円の含み損になってしまうといった問題を除けば、この問題はトレーダーにとってもっとも深刻な問題の一つだ。
今がエントリーチャンスだというフィーリングがあるのに躊躇しているとエントリーが遅れてしまい、価格が動いてしまって、もしエントリーできていたならポジションの一部を利食いすべき位置まで来てしまっている。
はぁぁぁー、なんでエントリーしなかったんだー!
私も同じ問題を抱えて苦しんだ。トレーダーを目指す者ならだれでも通る道だ。
この問題に対する私の対処法はこうだった。
あらかじめ引いてあったレジスタンスライン/サポートラインや得意なテクニカルのエントリーポイントに価格が来て、歩み値で最低限の確認が取れたらとにかくエントリーしてみる。
そのタイミングでは普段の半分の株数でエントリーし、チャートパターンやテクニカルなどの確認がとれたら残りの半分を追加エントリーするという方法でもよい。
このような考え方にしたら、躊躇なくエントリーできるようになっていった。
全ての条件が完璧にそろうまではエントリーしないというルールよりもこの方がトータルの期待値は高くなる。
なぜなら…
有利な値段で完璧にすべての確認がとれることは稀だから、それを待っていたらエントリーを逃すことが多くなる。
エントリーを何度も逃すと人間はストレスがたまり、その後で大きなミスを犯すことが多い。
また、最小限の確認しかとれていなくても、良い価格でエントリーできればその分リスクレワードが良くなる。
全ての条件が揃うのを待つことで勝率は上がるだろうが、リスクレワードは落ちる。
トレーダーの性格にもよるが、最小限の確認しか取れていない場合でも、期待値がプラスであればガンガンエントリーした方がよいだろう。
とはいっても、どこでもいいからエントリーしまくれと言っているわけではない。
前日に引いておいたサポートライン、レジスタンスラインなど、あらかじめ狙っているポイントに価格が来たなら、その付近で歩み値をみて、条件がある程度揃ったら、全てが完璧でなくてもエントリーしてみるということだ。
それを何か月も続けていたら、反射的に、躊躇することなくエントリーできるようになる。
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