意思決定をシンプルに
勝てないトレーダー、とくに勉強熱心だけどなかなか勝てないトレーダーによくあるのは、
モニターがたくさんのチャートで埋め尽くされ、たくさんのテクニカルがひしめき合っていることだ。
自分が実際にトレードの判断で使うテクニカルやチャート以外は表示しない方がいい。
いくらたくさんの情報があっても、それを処理することができないなら悪い影響を与える。
一応いろんなテクニカルを表示していたら役にたつかもしれないじゃない?
と言う人もいるだろう。
しかし、自分がメインで使っているテクニカルで買いシグナルが出た時に、
他の、一応表示しているだけのテクニカルで売りシグナルが出ていたらどう思うだろう?
おそらく一瞬エントリーを躊躇してしまうはずだ。
それでエントリーを逃してしまったら目も当てられない。最悪のミスだ。
同じ理由で、あまりたくさんの銘柄を同時にトレードするのも良くない。
私はかつて、8面のモニタで100銘柄のチャートを同時に表示してトレードチャンスを増やそうとしたことがあるが、結果は良くなかった。
情報が多すぎてエントリーを躊躇したり、エグジットが雑になってしまった。
二兎を追うものは一兎をもえず 状態だ。
今はモニタの枚数を3面に減らし、2~3銘柄を表示しているだけだ。
しばらくある銘柄を追いかけようと決めたら、その銘柄がよく動いている間はその銘柄だけを見るようにしている。
そうすることで、その銘柄のフィーリングを掴むことができる。
同時にたくさんの銘柄を見ていると板や歩み値の微妙な雰囲気はつかめない。
特に初心者の方は、最初は1銘柄をじっくり観察して感触をつかむことをお勧めする。
躊躇することがどんなによくないことかは以前の記事で解説した。
モニターに表示する情報は必要最小限にして意思決定をシンプルにすることだ。
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