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300時間を有効に使うシンプルな4つのステップ
300時間で株・日経225先物デイトレードの勝ち組に入れるとお話ししました。
ただし、適当に300時間デイトレードの練習していたらいいわけではないです。
それを実現するためには、その300時間を正しい方向性で使わなければいけません。
今日はその方法のお話です。
まずは、この動画でモチベーションを高めてから、記事を読み進めてください。
こういう熱いの好きです。
1.スキルを細分化して何が一番重要かを知る
最終的にどうなりたいかを決めます。
それは「デイトレードである程度安定して勝てるようになること」ですね。
しかし、デイトレードで安定して勝つスキルというのは、様々なスキルが束になったものなんです。
それは、私のブログや電子書籍を読んでくれているあなたは理解されているでしょう。
デイトレードで安定して勝つために必要なスキルを細分化すると、
- いったい何を練習したらよいのか?
- どのスキルが難しくて、どのスキルは比較的簡単なのか?
- 上位5%に入るにはどのスキルが最も重要なのか?
こういったことが明らかになってきます。
ここで重要なこと。
300時間で勝てるトレーダーになりたいなら、もっとも重要なスキルを最初に習得することです。
デイトレードにはどんなスキルがありましたか?
例えば、下記のようなスキルがありましたね。
- ラインを引くスキル
- ローソク足やテクニカルを読むスキル
- 板読み、歩み値読解のスキル
- 大口注文を読むスキル
- エントリーエグジットのスキル
- 相場心理を整えるスキル
多くの人はローソク足やテクニカルのスキル習得にほとんどの時間を費やします。
もちろん、全部重要ですが、最初にやるべきなのはそこじゃありません。
板読みと歩み値、同一気配約定情報で大口注文を読むのが先です。
素早く発注するスキルの方が先です。
車の運転に例えるなら、チャートやテクニカルはカーナビみたいなものです。
初心者に必要なのは、カーナビを完璧に使いこなすことではありませんよね。
まず重要なのは、ハンドルやアクセル、ブレーキなどの基本的な操作に慣れること。
そして、目の前で起きていることに細心の注意を払うことです。
2.まずは自分で軌道修正できるレベルになる
よくある間違いがあります。
それは、テクニカル分析や、ローソク足チャートについての分厚い専門書を読破して完璧に理解するところから始めようとすることです。
テクニカルに詳しくなれば勝てると勘違いしてしまい、
SMA、EMA、RSI、ストキャスティクス、MACD、ボリンジャーバンド、一目均衡表、VWAP、ローソク足のパターン、これらを全部理解しようとします。
そうじゃないんです。
それは遅延行為に他なりません。
まず、テクニカル分析やローソク足の読解は「役に立つスキル」ですが、最も重要なスキルではありません。
最も重要なスキルは板情報や歩み値を読み、大口の動きを読むスキルです。
板や歩み値の無いFXにしても、テクニカルが一番重要ではありません。
ラインを引くスキル、大口がやりそうなことを予測するスキルの方がずっと重要です。
さらに、分厚い本を何冊も読んで理解出来た時点でもう300時間使っているかもしれません。
そんな回り道をしていたら、時間がいくらあっても足りません。
そうではなく、まずは日々デイトレードしてみてください。
好きな銘柄を決めて、ラインを引き、板情報や歩み値、同一気配約定情報とにらめっこしてください。
1か月もしたら、私がこれまでに解説してきたこと
歩み値の6要素
大口注文の読み方
などがだんだん見えてきます。
そして、自分で自分の間違いを正せるようになります。
大口の動きに逆らっていないか?
エントリーが速すぎないか?
エントリーには根拠があったのか?
エグジットには根拠があったのか?
負けが続いても、自分の間違いに自分で気づけるようになってくるんです。
そうなれば、ひたすらデイトレードを繰り返し、試行錯誤しながら最速で「安定して勝てるトレーダー」の境地に近づけるでしょう。
3.邪魔になるものを取り除いてみる
細分化したら、重要度の低いものはできるだけ取り除きましょう。
テクニカル分析に過度に傾倒しているひとなら、テクニカルを全部非表示にしてください。
チャートをいくつも表示して何が何だか分からなくなっているなら、チャートは1つだけにしてください。
そして板情報、歩み値、同一気配約定情報を表示して一番大切なこと、「大口は何をやっているのか?」に集中してください。
4.とりあえず300時間はやる
1つの手法をやろうと決めたのに、1週間ほどやってみて手ごたえを掴めなかっただけで、「再現性がない」と判断してやめてしまう人がいます。
どんな手法も、300時間ぐらい練習して自分のものにしないと「再現性」なんて期待できません。
札束の画像と共に、「超簡単、誰でもすぐにできる!」「すぐにお金持ち」と謳っているなら、それはアホなシステムトレード販売者か、詐欺師のどちらかです。
そういう低いレベルでデイトレードに取り組んではいけません。
やると決めたんなら、意識を高く持ち、300時間は取り組んでみることです。
300時間で勝ち組に入る方法 まとめ
- デイトレードのスキルを分割して、一番重要なことに大切な時間的資源を集中する
- 分厚い専門書を何冊も読むよりも、まずは一番大切なスキルの基本的な部分を理解し、自分で軌道修正しながら学べるようになる
- 重要度の低いものをいったん切り捨ててみる
- やるべきことが分かったら、とりあえず300時間は頑張れ
300時間で勝てるようになるかどうかは保証できませんが、この考え方でデイトレードに挑んだら、あなたはびっくりするほど成長していることでしょう。
健闘を祈る!
とし says
atサンチャゴさん
Kindle電子書籍で「プロになるためのデイトレード入門」を購入させて頂きました。
有益な情報を、あの値段で教えて頂けることに、
びっくりしております。
昨日、1日かけて読みました。
実践でるかが、鍵ですね。
少し教えて頂けますか?
日経225先物で挑戦してみたいと考えています。
なぜ、日経225先物にしようかと考えたのかというと、
流通量が多い(大口が入りやすい・見極めやすい?)、
からとの単純な発想です。
GMO証券の「同一気配約定情報」はとっても使い勝手が良いみたいです。
しかし、日経225先物には対応していないんですよね。
その場合は、やっぱり歩み値を観察するしかないんでしょうか?
仮に、日経225先物ではなく、株で「同一気配約定情報」を観察する場合、
銘柄によって大口の買い売りが入りやすい銘柄とかを観察する方が、
精度が上がるような気がします。(あってますかねえ?)
そのような銘柄があれば教えて頂きたいのですが、
無理でしょうか?
私が選んだ銘柄が悪くて、もともと大口の買い売りが入らないような銘柄を観察しても意味がないので、質問してみました。
たとえば、いま考えつくのがソフトバンク、ファーストリテイリングや出来高の多い銀行株などを選んだ方が良いのかなと考えています。
以上、よろしくお願いします。
サンチャゴ says
atとし 様
コメントありがとうございます。
そして、電子書籍にご購入ありがとうございます。
ご質問の件ですが…
まず、GMOクリック証券の同一気配約定情報は日経225先物に対応していますので、問題なく見れますよ。
日経225先物と株、どちらが読みやすいかですが、
株の方が読みやすいと思います。
日経225ミニ先物は、225の採用銘柄それぞれの値動きにダイレクトな影響を受けます。
よって、板情報や歩み値を読みきったと思っても、いきなり突飛な動きが出ることがしばしばあります。(株でもしょっちゅうありますが)
また、歩み値のスピードが株に比べてかなり早いので、慣れるまでは難しいかもしれません。
株をやる場合は、普段よりも売買代金が増えている銘柄を選んでトレードしてください。
そういう銘柄で大口はプレーしていますし、カモもいっぱいいます。
ソフトバンク、ファーストリテイリングはいつも売買代金が多いとはいえ、普段よりも少ない日には美味しいセットアップは出ません。
要するに、いつも売買代金が多い銘柄ということではなく、最近売買代金が目立って多い銘柄を選んでください。
最初のうちは避けた方が良い銘柄もあります。
それは、売買代金が多くても、板が薄くてパラパラと目まぐるしく値動きする銘柄です。新興銘柄とかがそうです。
準備段階で、前日に売買代金上位に入っていた銘柄の日足をチェックし、最近売買代金が増えている銘柄を2、3ピックアップしておいてください。
そして、当日はそれらの銘柄を中心に見ていけばたいていは何か面白いことが起きます。
とはいえ、日経225ミニ先物専門になるという選択も間違ってはいないと思います。株も含めていくつかを観察し、しっくりくるものをトレードしてください。
とし says
at丁寧な回答ありがとうございます。
理解できました!!
株のほうが、歩み値が読みやすいみたいですね。
>最近売買代金が増えている銘柄を2、3ピックアップしておいてください。
私なりに理解したつもりで、
今日3日の日足で、東証1部で最近売買代金が増えていると思われる銘柄をピックアップしてみました。
以下が、リストです。
4963 星光PMC
6208 石川製
8031 三井物
8316 三井住友
7751 キャノン
でも、あっているか疑問がでまして・・・
大変、大変申し訳ないのですが、見て頂けないでしょうか?
あと、調べていて思ったのですが、
東証1部銘柄で、10日前くらいに売買代金が直近トップになっていて、
それから今日までだんだん減っていきている銘柄は、
選ばない方が良いのでしょうか?
減ってきてるとはいえ、1ヶ月目~2ヶ月前より明らかに売買代金が高かったので、候補となるのか、ならないのか疑問になりました。
もし時間がとれるのであれば、勝手なお願いですが、
よろしくお願いします。
サンチャゴ says
atおはようございます。
ピックアップされた銘柄、どれも良い感じだと思いますよ。
>東証1部銘柄で、10日前くらいに売買代金が直近トップになっていて、
>それから今日までだんだん減っていきている銘柄
それも全然ありですよ。
極端な話、月単位ぐらいでみて売買代金が増えている銘柄を1つ選んでしばらくはそれだけを追いかけるのがベストだと思っているぐらいです。
私の場合だと、去年は東京電力ばっかりやっていました。
最近はパナソニックをずっと追いかけています。
やっているうちに、得意銘柄ができてくるんですよ。
専業デイトレーダーの株デイトレ銘柄選び~自分のスタイルを持ての記事を参考にしてみてください。
とし says
at忙しいなか、確認して頂いてありがとうございます。
感謝しております。
>どれも良い感じだと思いますよ。
そうですか。安心しました。
>名柄を1つ選んでしばらくはそれだけを追いかけるのがベスト
そうなんですね。やってみます。
リンク記事も、とても参考になりました。
ありがとうございます!!