利食い千人力
利食い急ぐな、損急げ
トレードのエグジットに関してはいろいろな格言があります。
ことスキャルピングに関しては、
ダメだと思ったら速攻でロスカットもしくは利食いすることが重要です。
とはいえ、なんの根拠もなしにいつも速攻でロスカットや利食いをするわけではありません。
根拠があれば速攻で行動せよということです。
速攻利食いや速攻ロスカットの根拠をうまく見極める方法があります。
GMOクリック証券のスーパー発注君に搭載される同一気配約定情報を使えばいいのです。
このツールを使えば、歩み値に慣れていない方でも比較的簡単に注文分析ができ、エグジットやエントリーの根拠を見極めることができます。
今日はその一例を挙げてみましょう。
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GMOクリック証券の同一気配約定情報を使って逃げの判断
これはソニーの3月19日の1分足です。
上昇トレンドと判断し、プルバック(押し目)でロングを狙っていました。
画像の青の矢印付近でロングします。
しかし、期待していた上昇の継続がなかなか始まりません。
この時のGMOクリック証券の同一気配約定情報を見てください。
「売り板のキャンセル」と黄色い矢印で指しているところを見てください。
3ティック以上の縦長の足が出ています。(3ティックの足が1本、続いて4ティックの足が1本)
この足の長さが示しているのは、その時の最良買い気配と最良売り気配の差、スプレッドです。
ソニーなど、板がある程度厚く、売買代金の多い主要銘柄の場合は、めったなことでスプレッドが2ティック以上開くことはありません。
それなのに、この瞬間は4ティックものスプレッドが開いたことになります。
これが何を意味しているかというと、売り板がキャンセルされたということです。
実際にはこの時、ズバッと目にもとまらぬ速さで4ティックほど上げました。
「上げてくれー」と心の中でつぶやいていた私は、一瞬何が起こったのか分かりませんでしたが、とりあえず上がっているので、思わず「よっしゃ!」とつぶやきました。
しかし、その「よっしゃ!」の「しゃ!」を言い終わるよりも早く、4万株程度の成り行き売り注文がほぼ高値で約定しているのに気づきました。
一瞬歩み値から目を離してしまっていましたが、同一気配約定情報の長い青色ヒストグラムを見れば一目瞭然でした。
すぐに歩み値を見て、大きな成り行き売り注文だったことを確認し、すぐにロングポジションを決済しました。
利益はたったの2ティック。
上昇トレンドの継続を予測していたので、すこし残念ではありました。
しかし、その後の下落を見れば、逃げたのは正しい判断だったことが分かります。
この例で、「俺って天才でしょ」と言いたいわけではありません。
もし私が天才だったなら、ロングポジションを成り行きで決済するのと同時にドテンしていたでしょう。
そこまで頭が回らないところがまだまだなところです。
私がこの記事で皆さんに伝えたいのは、
同一気配約定情報や歩み値を注意深く見ていたら、チャートやテクニカルしか見ていない人には決して見えないものが見える時があるということです。
そしてそれを根拠として正しい判断をいち早く下せます。
そこで何が起きていたのか?
さて、話を戻して、ここで何が起きていたのかを考えてみましょう。
ロングをやっていた大口は、すでにある程度売り抜けていたが、あともう少しロングポジションを利食いしたかった。
そこで売り板を一気にキャンセルし、買い方のアルゴやスキャルパーが空いた板に指値を入れるのを誘う。
買い板が入った瞬間に成り行き売り注文を浴びせた。
真相は決してわかりませんが、こんなところではなかったでしょうか。
この動き、チャートやテクニカルしか見ていない人には全く気付けなかったと思います。
チャートパターンだけをみると、上昇トレンドですし、上値をブレークしそうな形ではありますからね。
株や日経225先物のデイトレやスキャルピングをやるなら、GMOクリック証券の同一気配約定情報は必須だなと再確認しました。
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