フィボナッチライン
フィボナッチラインとは、フィボナッチ数を元に計算したラインのことだ。
フィボナッチ数についてはWikipediaのページを参照してほしい。
要するに、自然現象にはフィボナッチ比率やフィボナッチ数が頻繁に表れるということらしい。
花弁の数、果実の螺旋の数がフィボナッチ数であることが多かったり、
蜂の巣にいるオスとメスの比率がフィボナッチ比率であることも多いのだとか。
さらに、誰も知らない超古代文明か宇宙人が作ったと言われるエジプトのピラミッドだが、その縦横比率など、構造に現れる比率がフィボナッチ数だというのだ。
私は数学のことは良くわからないが、フィボナッチ係数というものには何かあるのは確かなようだ。
株や日経225先物などの相場も多数のトレーダーの心理が織りなす自然現象といっても差し支えないだろう。
それ故に、相場のスイングに対するプルバックやエクステンションの比率がフィボナッチ比率になることが多いというわけだ。
トレードにおいてよく使われるフィボナッチ比率は
プルバックとしては38.2%、61.8%
エクステンションとしては128.2%、161.8%というのが一般的だ。
プルバックとしては23.6%/50%/76.4%というラインも使われることがある。
先程のチャートにフィボナッチラインを追加し、トラップラインと重なっているエリアを探してみよう。
もし重なっていたらそこは強力なレジスタンスエリアとなる。
今回の場合はダウントレンドに対するプルバックがどこで止まりそうかを見つけたいので
12月3日の高値を起点として12月5日の安値までフィボナッチツールを引っ張ってみよう。
するといくつかのフィボナッチラインが引かれる。
このようなツールはたいていのチャートソフトについているだろう。
今回は以下のように3つの有望な重複エリアを見つけることができた。
1 フィボナッチ23.6%ラインとスイングハイが重なっているエリア
2 フィボナッチ38.3%ラインとトラップライン、スイングハイが重なっているエリア
3 フィボナッチ61.8%ラインとトラップラインが重なっているエリア
フィボナッチラインは多くのトレーダーが注目しているラインだが、それ単独では効果が薄いと思っている。
トラップラインやチャートパターン、ピボットナンバーなどと重複しているときに強力なラインとなる。
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