日中に引くライン
ここまでは場がオープンする前に、前日までの値動きをもとに引くラインの引き方を解説してきた。
いわば、下準備のラインだ。
株、日経225先物の場が始まった後も、必要に応じて新たにラインを引いていく。
基本的には自分がトレードに使う時間足でのスイングハイやスイングローにラインを引く。
全てに引いていたらチャートがごちゃごちゃになってしまうので、何度も試しては跳ね返されるポイントを重点的に引くようにする。
また、大きな出来高を伴って大きな値幅動き始めたポイントにはラインを引くようにする。
考え方はトラップラインの引きかたと同じだ。
好きなテクニカルを表示する
移動平均線、ボリンジャーバンド、ケルトナーチャネルなどいろいろとあるだろうが、使い慣れているものであれば何を使っても良い。
結局魔法のテクニカルなど存在しないので、なんでもよい。
私の場合は、VWAPとそのスタンダードディビエーションを使うことが多い。
これらの日中に動的に発生するテクニカル指標の「線」もラインだ。
これらの動的なラインが、前日の下準備で引いていた固定的なラインと重複する場合は特にそのエリアに注目する。
実際のチャートを見てみよう。
これは今日の日経225先物3分足チャートだ。
右の3分の1程度が今日の値動き。
赤の点線がVWAP
緑の点線がVWAPのスタンダードディビエーション
薄い青のエリアは、前日の下準備で描いていたサポート/レジスタンスエリアだ。
今日は小幅なレンジの日だった。
VWAPのスタンダードディビエーション(緑の点線)と青のエリアが重複するポイントで何度も逆張りのチャンスがあったのが分かるだろう。
分かりやすいトレンドが出る日には移動平均線も表示することがある。
こう says
atこにちは、NinjaTraderを使ってみたいと思いまして
NinjaTrader7をダウンロードしたのですが、
VWAPの設定はなかなかうまくいきません。
そもそもNinjaTraderにVWAPのインジケーターが付いていないようですので、別途ダウンロードしましたが、表示されたら7本VWAPのラインが表示され、しかも、ラインの間は色の塗りつぶしになっています。
差支えがなければ、サンチャゴさんのVWAPのダウンロード先と設定方法を教えて頂ければ幸いです。
またラインの薄い青のエリアについて、
ラインを引くだけでは色つきのエリアになりませんので、
自作のインジケーターでしょうか。
初歩の質問ばっかりで申しわけございませんが
宜しくお願い致します。
サンチャゴ says
atこう 様
NinjaTraderの設定ですが、長いこといじっていないため、どうやって設定したのか、一時的に記憶喪失になっているのと、コメント欄では説明しにくいので、今日か明日中にでも記事にして回答しますね。
ところで、データソースはIBですか?
それともeSignalですか?
こう says
atご返信ありがとうございます。
わざわざ記事にして頂いて大変恐縮です。
覚える範囲の内容で結構ですので、宜しくお願い致します。
データソースについて、
IBの口座を申し込みましたが、まだ完了していない状態です。
とりあえず、AMP CLEARINGのデモ口座に繋いで、NinjaTraderを動かしている所です。