価格帯別出来高デイトレード講座の第5回です。
株や日経225先物のデイトレやスキャルピングに役立つ価格帯別出来高。
その一歩進んだ読み方を解説しています。
第1回はこちら
詳細な価格帯別出来高を見るためのツールはこちら
今日もポチッと応援よろしくお願いします。
株式デイトレード ブログランキングへ
ところでみなさんは価格帯別出来高を使っていますか?
価格帯別出来高の段差で止まるプルバック
価格が上昇しました。
プルバック(押し目)で買いを狙おうと考えています。
プルバックはどこで止まりそうです?
フィボナッチ?移動平均?
テクニカルで見当をつけてエントリーするもの一つの手です。
しかし、価格帯別出来高を使えばより根拠のあるエントリーができます。
出来高が多かったエリアを探し、その上端でロングを狙うのです。
価格帯別出来高が極端な段差になっているところです。
なぜそのポイントでプルバックが止まりそうなのか?
その理由は、出来高が多かったエリアに相場が戻ってきた時、そこでエントリーしていたロングとショートの心理はどんなものか?を考えれば分かります。
出来高が多かったということはそこでエントリーしたトレーダーがたくさんいたということ。
それだけに、彼らの心理はその後の相場の行方に大きく影響します。
1つ補足しておくと、出来高が多かったということは、ロングもショートも同じだけたくさんいたということです。
どちらかだけがたくさんいたということはありえません。
全ての買いは売りですから。
ちなみに、ロングは買い、ショートは空売りのことです。
ショートしていたトレーダーの心理
エリアAでショートしたトレーダーはそこからの上げでどう感じていたでしょうか?
いくらかのショートはロスカットになったでしょう。
残りのショートは含み損の苦痛に耐えていたことでしょう。
エリアAの上端に価格が戻ってきた時に彼らはどうするでしょう?
ロスカットになったショートはどうでしょうか。
たった今ショートポジションがロスカットになったばかりなのだから、再度同じところでショートするでしょうか?
おそらくしないでしょう。
含み損を抱えて耐えていたショートはどうでしょう?
彼らの多くは、価格がエントリーポイント付近(エリアA)まで戻ってきてくれたことを神に感謝し、ショートポジションを買い戻すでしょう。
含み損を抱えて冷や冷やした後、やっと価格がエントリーポイント付近に戻ってきてくれたら、「やれやれ」という気持ちで同値撤退する人が多いということです。
ロングしていたトレーダーの心理
一方、エリアAでロングしていてトレーダーはエリアAの上端に戻ってきた時にどう思うでしょう?
すでに利食いをしていたロングは同じポイントでまた買いを狙うでしょう。
「ラッキー!またエントリーできる!」という心理です。
まだポジションを保持しているロングは、買い支えてこのポイントを割らないように守ろうとするでしょう。
ということは、大多数のトレーダーがこのポイントまで価格が戻ってきた時、積極的に買おうとするわけです。
買いと売りの積極性のバランスが大きく買いに傾くポイントです。
それこそが、プルバックエントリーのエントリーポイントです。
それでは、出来高の多い価格帯にプルバックが入り込んだら、どう考えればよいのでしょうか。
それについてはまた次回。
つづく。
価格帯別出来高を活用してデイトレードをするなら、
詳細な価格帯別出来高を表示できるカブドットコム証券をお勧めします。
価格帯別出来高デイトレード講座 もくじ
- 価格帯別出来高デイトレード講座【1】何ができてどんな優位性があるのか
- 価格帯別出来高デイトレード講座【2】出来高の多い価格帯と少ない価格帯
- 価格帯別出来高デイトレード講座【3】マーケットの目的を理解する
- 価格帯別出来高デイトレード講座【4】ストップ注文を燃料に次のレベルへ
- 価格帯別出来高デイトレード講座【5】プルバックはどこで止まりそう?
- 価格帯別出来高デイトレード講座【6】出来高の多い価格帯に入り込んだら?
- 価格帯別出来高デイトレード講座【7】まずは出来高の芯ができる
- 価格帯別出来高デイトレード講座【8】リバーサル(反転)エントリー
- 価格帯別出来高デイトレード講座【9】出来高の多い価格帯がシフトするトレンド相場
- 価格帯別出来高デイトレード講座【まとめ】
- リアルな価格帯別出来高とランキング情報が抜群!~カブドットコム証券
Leave a Reply