呼値の単位の縮小
7月22日から東京証券取引所のTOPIX100構成銘柄の呼値の単位が縮小されました。
呼値の単位が縮小されてから3日間トレードしましたので、その感想を述べたいと思います。
呼値の単位変更の詳細は下画像の通りです。
(東証のサイトより)
このように、呼値のきざみが50銭や10銭になる銘柄もあります。
巷ではなんだか大騒ぎになっていますね。
もうデイトレードでは個人が勝てなくなった!なんて騒いでいるブロガーさんもいて、驚いています。
私はこの3日間、みずほと三菱UFJ、ともに10銭刻みになった銘柄を中心にトレードしましたが、問題なくトレードできています。
呼値の単位が10銭刻みになったから速すぎてトレードできないなんて全然思わなくて
逆に
遅すぎてトレードの対象になっていなかった銘柄が丁度いい感じになったという印象です。
全く勝てなくなると言っているブロガーさんもいらっしゃるので、感じ方は人それぞれですね…
私のコバンザメ的な手法は相性がいいのかもしれません。
みずほや三菱UFJは今まで一日に数ティック~10ティックくらいしか値幅が無かったのですが、数十ティック~100ティック以上くらい動くようになったわけです。
呼値の単位が小さくなった今のほうが、今の私のスキャルピング手法やデイトレード手法にはちょうどいいです。
逆に一日の値幅が数ティックしか動かないほうが私にとって難しいです。
たしかに、今日の寄りから1~2分間の三菱UFJの動きはかなり激しくて手がでませんでしたが、その後は丁度良い感じでした。
みずほは10銭単位になっても結構ゆっくりな感じです。
みずほや三菱UFJなどは、もともと流動性(板に入っている指値注文の数量)が半端じゃなく大きかったので、呼値の刻みの単位が縮小されたとはいえ、板は今でも十分に厚いです。板がスカスカになることなんてこの3日間見ている限りはありません。
このように板は十分に厚いです。
まだ全部の銘柄を観察したわけではないので無責任なことは言えませんが、今回の呼び値の変更により、
TOPIX100構成銘柄の中でも特に板が厚くて値動きが重かった銘柄の値動きが丁度良い程度に軽くなった。
そして板読みスキャルピングやデイトレードをしやすくなった。
というのが、3日間トレードした時点での私の感想です。
しばらくはこれらの銘柄を中心にトレードすることになりそうです。ワクワクしています。
もともと流動性の低い銘柄の場合は、板が薄くなってしまってトレードしにくいかもしれません。
いろんな銘柄を次々とトレードしていくタイプのトレーダーで、板が厚い銘柄が好みの方は得意銘柄が減ってしまって困っているのかもしれません。
ということで、東証さん、呼び値の単位の縮小は、ここらあたりで止めてください!
さらに単位が縮小され、1銭単位とかになったりすると、それは確かに、もう板読みがかなり難しくなるでしょうから。
そうなったら、FXのデイトレードと同じように、ローソク足の分析と出来高分析でちょっと長めに保有するデイトレードをするようになるんだろうなと思います。
10銭刻みの大型株は初心者の練習銘柄としても最適だと思う
みずほや三菱UFJは10銭刻みの銘柄で、100株単位で取引できます。
ということは
なんと、1ティックの価値が10円でトレードできるということです。
5ティックのロスカットが50円です。
そのような小さな単位で取引した場合の取引コストはどうかというと、
松井証券の1日信用なら、みずほを100株トレードしたときの往復取引コストは1円です。(手数料は無料なので金利だけ)
100株で1ティック抜きをやっても9円の利益になります。
みずほなどの大型株を小さな単位でトレードでき、さらに取引コストもほとんどタダ同然。
プロが実際にしのぎを削っているのと同じ土俵で、超低リスクでスキャルピングやデイトレードの練習ができるのです。
上手くなれば、そのまま同じ銘柄で取引する株数を増やせばいいだけですから、将来的にもスムーズにステップアップできます。
最高のデイトレード練習銘柄だと思います。
世界中探しても、こんなに良い市場は無いんじゃないですかね。
とはいっても、これらの銘柄で大口がやってくる市場操縦を理解していないと話になりません。
彼らにコバンザメのようについていく方法を知っている必要があります。
市場操縦が行われる相場で利益を上げる方法に興味のある方は、是非私の電子書籍を読んでください。
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