目次
はじめに
皆さんはデイトレードやスキャルピングで安定して勝てるようになりたい。
その一心でこのページにたどりついたことでしょう。
勇気を出してこのページを読み始める決心をしたあなたの勇気を称えます。
あなたの選択は正しかったとすぐに分かるでしょう。
私はデイトレードというゲームを長年やっています。
そしてこのゲームを理解しています。
あなたがデイトレードというゲームを自力で理解しようとしたら、もし理解できるとしても、何年もかかってしまうでしょう。
私自身、板読みの重要性に気づくまでに数年間という長い時間と大金を失いました。
さらにこの本に書き記したような板読みのレベルに達するまでには、長い期間にわたって研究を重ねる必要がありました。
多くの人は、派手に着飾ったデイトレードの幻想に惑わされ、デイトレードとはなんなのか、スキャルピングとはなんなのかを理解することができないまま、大きな損失を出して退場していきます。
この本を何度か読み、板情報、歩み値、同一気配約定を最低でも1か月は観察してください。
次第に板読みができるようになってくるでしょう。
そしてデイトレードやスキャルピングというゲームにおいて、どのように戦えば勝てるのかを理解し始めるでしょう。
板読みスキャルピングがトレードの基本
トレードの基本とは、チャートでしょうか?テクニカルでしょうか?ファンダメンタルでしょうか?
いえ違います。
デイトレードの基本は板読みと歩み値の読解です。すべての人はそこから始めるべきです。
板読みと歩み値の読解をマスターすることが、「安定して勝てるデイトレーダー」になるための一番の近道です。
最初からファンダメンタルやテクニカルの研究に時間を費やすことはやめてください。
車の運転に例えると、それはまるでハンドルを握ったこともないのに、カーナビの取説を暗記しようとするようなものです。
いくらカーナビの取説を暗記しても、車の運転は上手くなりません。
カーナビは、車の運転ができる人にだけ役立つものです。
デイトレードでも同じことです。
欧米のプロップファームやヘッジファンドに雇われた新米トレーダーは最初になにをすると思いますか?
板情報と歩み値だけを見てトレードさせられるのだそうです。
そして板読みスキャルピングで利益を上げられるようになった者だけが、そのほかの手法、たとえばもう少し時間軸の長めのデイトレードやスイングトレードも選択できるようになるのだそうです。(海外の事情にも詳しい専業トレーダーの方から聞いた話です)
純粋にトレードで収益を上げるためだけに存在するプロップファームがそうしているなら、我々も見習ったほうがよいのではないでしょうか。
ときどき、「スキャルピングやデイトレードは危険だからやってはいけない。スイングトレードにしなさい」とか、「スイングトレードの方が簡単だ」とか、
そんなことを言っている人がいますが、それは全くのナンセンスです。
スイングトレードでもダマシはしょっちゅうあります。
どの時間軸でトレードしようが、相場の本質は同じです。
本質とは大口がトラップを仕掛けて利益を上げているということです。
どんなに優秀なトレーダーでも、どんな手法でトレードしようとも、ドローダウンは避けて通れません。
スイングトレードでロスカットが続くときにはかなり長期間負け続けることになります。スイングトレードの場合はその期間が数か月、もしかすると1年以上に及ぶかもしれません。
自分が安定して勝てるトレーダーなのかどうか疑心暗鬼な人が、そんな長期間のドローダウンにはたして耐えきれるのでしょうか。私なら耐えきれません。
また、スイングトレードで1年やそこら勝てているからといって、本当に安定して勝てるトレーダーなのかどうかは疑問です。100回程度のトレードなら、たまたま勝てることもありますし、その時の相場環境に助けられただけかもしれないからです。
そして、初心者がいきなりスイングトレードをすべきでない一番重要な理由は、
「1分後の価格を予測するよりも、1週間後の価格を予測する方がはるかに難しい」ということです。
あと1分でランチタイムだとします。
ランチに何を食べるのか、その予測は簡単です。
「ケンタッキーフライドチキンがものすごく食べたい。だから10分後にはケンタッキーフライドチキンにいるだろう…」
この予測は80%ぐらいの確率で当たるのではないでしょうか。
しかし、1週間後のランチに何を食べるかは予測できません。
その時に何が食べたいかは今の段階では分からないからです。
たいていの場合、近い将来を予測する方がずっと簡単なのです。
専業トレーダーになりたいなら、まずは板読みスキャルピングやデイトレードをマスターしてください。
とはいえ、テクニカルを利用したトレードやスイングトレードがうまく行かないと言っているのではありません。
テクニカルでも、スイングトレードでも大きな成功を収めているトレーダーはいます。
物事を学ぶには、適切な順序があると言いたいのです。
板読みスキャルピングをマスターし、それでもスイングトレードをやりたいなら、そうしてください。
板情報や歩み値で起きることがトレードにおける全ての起点となります。
板に注文が載り、それを見たトレーダーが成り行き注文を出し、約定すればその結果が歩み値に表示されます。
歩み値のデータを基にしてチャートが描画され、チャートを基にしてテクニカルが計算されて表示されます。
チャートやテクニカルよりも上流にある事象を分析することで、相場の本質が見えるようになってきます。
板読みをマスターし、相場の本質がわかるようになったトレーダーは、並の一般トレーダーとは違う目線でチャートやテクニカルの分析ができるようになります。
ですから、板読みを学ぶことはスイングトレーダーにとっても無駄な努力ではありません。
この本で学ぶこと
この本ではまず、サンチャゴが長い時間をかけて磨いてきた「板読みスキャルピング」の手法を徹底的に学びます。
これは、エントリーしてから数秒~数分でエグジットするような超短期的な手法です。
ブレークアウト、プルバック、それに逆張り、ほとんどすべての状況に対応するスキャルピング手法です。
トレード対象は、日経225ミニ先物、日経225先物、東証1部銘柄の中でも特に売買代金が多く板が厚い個別銘柄です。
売買代金が少なく板が薄い銘柄や、売買代金が多くても板が薄くてボラティリティが極端に高い銘柄をトレードする場合は、本書の内容そのままではうまく行きません。
値動きのスピードや値幅に適応する必要があります。
しかし相場は相場、根柢に流れるコンセプトは何をトレードする場合でも同じであり、本書で学ぶ知識が役に立ちます。
板読みスキャルピングの基本を頭に叩き込んだら、次に価格帯別出来高を使って有利なエントリーポイントを見極める方法を学びます。
短い時間軸の板読みスキャルピングとはいえ、有利なポイントでエントリーするに越したことはないからです。
最後に、「今日はどんな日なのか?」「今はどんな相場状況なのか?」といった背景状況を理解し、それに合わせて戦略を変えたり、トレードを休んだりするための相場観について学びます。
私はこの数年間、毎日のようにトレードノートをつけてきました。
その結果、得に板読みや歩み値について膨大な量のノートになりました。
この書籍はその秘伝ノートのエッセンスをまとめ、なるべく誰にでも理解できるように解説したものです。
サンチャゴの長年にわたる研究成果のすべて、板読みスキャルピング手法のすべてあなたに伝授します。
ワクワクした気持ちで、腰を据えて取り組んでください。
前作との違い
Amazonで好評発売中の電子書籍「プロになるためのデイトレード入門1巻」では「歩み値」について徹底的に詳しく解説しました。
今回、この電子書籍では「板読み」について徹底的に解説します。
「プロになるためのデイトレード1巻」でも板読みについて基礎的な部分を解説ましたが、この本ではさらに深く踏み込んでいきます。
時間軸や手法の観点から違いを述べると、
「プロになるためのデイトレード入門1巻」はデイトレードレベルの逆張り手法を中心に解説したものでした。
それに対し、今回はもっと短い時間軸の板読みスキャルピング手法です。
ブレークアウト、プルバック、それに逆張り、ほとんどすべての状況に対応するスキャルピング手法です。
ただし、ここで解説する板読み手法は、デイトレードレベルのエントリーにも応用できます。
板読みを勉強する前に知っておきたいこと
板読みスキャルピングの具体的な手法の解説に入る前に、前知識として頭に入れておいてほしいことがあります。
ポーカーのセオリーから学ぶ
デイトレードやスキャルピングはポーカーと似ています。
オンラインで不特定多数のプレーヤーが一つのテーブルを囲んで戦う巨大なオンラインポーカーのようなものです。
投資銀行、ヘッジファンド、プロップファーム、一般の大口トレーダー、主婦、フリーター、初心者から上級者まで、ありとあらゆるレベル/タイプのトレーダーが一つのポーカーテーブルを囲んでいます。
板読みスキャルピングの話をする前に、まずはポーカーの基本セオリーを紹介させてください。
デイトレードでも同じセオリーが適用されるからです。
【ポーカーの基本セオリー】
あなたが相手全員の手持ちカードを知っていたら、あなたは理想的な選択ができる。
もしあなたが理想的な選択をし続ければ、長期的には相手が負ける。
あなたがそれと逆の選択をし続ければ、長期的には相手が勝つ。一方、相手があなたの手持ちカードを知っていたら、相手は理想的な選択ができる。
もし相手がその理想的な選択をし続ければ、長期的にはあなたが負ける。
もし相手がそれと逆の選択をし続ければ、長期的にはあなたが勝つ。David Sklansky 『THE THEORY OF POKER』(Two Plus Two Publishing LLC、1994年)
この基本セオリーは対戦型のスキルギャンブルすべてに共通するセオリーです。
プロのギャンブラーは、例外なく誰でもこのことを意識しています。
「対戦型」と言いました。
ポーカーが対戦型のゲームであることはだれでもすんなり理解できます。
実際にテーブルを囲んで相手と対戦していますから、「対戦している感」があります。
しかし、トレードを対戦型のゲームだと理解している人はどれぐらいいるでしょうか。
チャートだけを見てトレードしていると、あたかもスロットマシンかなにかをやっている感覚になってしまいます。
そして、ローソク足のパターンを見つけることができたら勝てるのだと勘違いしてしまうのです。
それはまるで、エースのペアがジャックのペアよりも強いというルールを知っただけで、自分が勝てるポーカープレーヤーになったと勘違いするようなものです。
対戦型のスキルギャンブルで長期的に勝つということは、ルールを覚えただけで勝てるというレベルのものではありません。
もちろん、自分の手持ちのカードも大切です。(相場においてはチャートパターンや価格帯別出来高など)
しかしそれ以上に、賭ける瞬間の相手の表情、相手の挙動、相手の性格、相手のプレースタイル、その時の背景状況などから総合的に判断することが大切です。
ポーカーにおいては、プレーヤーのレベルが上げれば上がるほど、自分の手持ちカードなどそれほど気にしなくなっていきます。
相手の表情や相手の行動の癖を理解すること、そして自分が相手にどうみられているかを意識することの方が大切なのです。
この本で解説する板読みのスキルは、ポーカーにおける「相手の表情を読む」、「相手の挙動を読む」に相当するスキルです。
自分が大口トレーダーだと想像してみてください。
あなたはパナソニック株30万株をロングし、数ティックの利益を上げたいと思っているとします。
しかし、30万株をいきなり成り行きで買うわけにはいきません。
そんなことをしたら、自分の注文が全て約定する前に価格が上がってしまい、その後に利食いしにくくなるでしょう。
また、他の大口トレーダーに自分の手の内がばれてしまったら、弱みに付け込まれて売り崩されるかもしれません。
そうなったら、ポジションが大きいだけに、簡単に逃げることができず、大けがにつながってしまいます。
自分が小口のトレーダーなら、自分が何をしているかなど誰も気にしていません。
ですから、好きなところで買って好きなところで売ればよいのです。
しかし大口はそうはいきません。
大口は常に、ほかのトレーダーに自分が何をしているのか、手の内をなるべく見せないようにポジションを作らなければなりません。
自分は小口トレーダーだからそんなの関係ないよ!
そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、安定して勝ちたいなら、そうはいきません。
なぜなら、相場の値動きを短期的にコントロールしているのは大口トレーダーだからです。
彼らが何をしているのか、実際の値動きが起きる前、もしくは実際の値動きが起きる瞬間に彼らの行動を読み、コバンザメのように彼らの側につく必要があるのです。
それができるようになれば、あなたは短期トレードにおいて本物の優位性を身に付けることができます。
そんなことできるのか?
もちろんできます。
大口はその取引サイズの大きさから、いくら手の内を隠そうとしても、隠しきることはできません。
注意して見ている人には手がかりを残してしまいます。
その手がかりを見た時だけ、確率論で考え、躊躇せずにエントリーする。
そして動きに勢いが無くなればすぐに利食いする。
それが私の板読みスキャルピングです。
板読みスキャルピングを一言で表現するならこうです。
「大口の動きを板読みと歩み値で読んでエントリーし、勢いが無くなればすぐに降りるゲーム」
このことを常に頭の片隅に置いておいてください。
ポーカーというスキルギャンブルについて短時間で、楽しみながら知りたいなら、
「ラウンダーズ」という映画を観てください。
対戦型のスキルギャンブルがどんなものなのかを垣間見ることができます。
ダマシのブレークアウトが多いのはなぜか
システムのシグナルに従い、レンジのブレークアウトを買った直後に反転し、レンジの中に逆戻り、速攻でロスカットになってしまった経験があるでしょう。
なぜそうなるのでしょう?
たいていの場合、こんなことが起きています。
投資銀行やヘッジファンドなどの大口トレーダーはどこにサポートラインやレジスタンスラインがあるのかを完全に把握しています。フィボナッチ、ピボット、マーケットプロファイル、価格帯別出来高、全てを把握しています。
世界中の人が1500円がレジスタンスラインだと分かっているとします。
トレーダー達は1500円のレジスタンスラインを抜けるのをひたすら待っています。そう、あなたや私のようなデイトレーダーです。
1499円の売り板に4万株が、1500円の売り板に20万株の売り注文が入っています。
ここに大口のトレーダーがいます。ABCヘッジファンドのマイケルです。彼は最大50万株まで買うことを許されています。彼も1500円がレジスタンスラインだと知っていて、そのラインを抜けたら、あなたのようなデイトレーダーが成り行きで買ってくると分かっています。
そこで彼はまずどうするかというと…
1502円、1503円、1504円あたりに売り指値注文を入れます。
売り指値注文?
その通り、売り指値です。それぞれの価格に数万株ずつ売り指値を入れるのです。そして…1499円と1500円を全部成り行きで買います。1499円に入っている4万株、1500円に入っている20万株を成り行きで買った後、1500円に20万株の買い板を入れます。
彼の買いが起爆剤となり、
一般のデイトレーダーたちが1501円、1502円、1503円を成り行きで買います。
1500円が持ちこたえると思って1495円~1499円あたりでショートしていたトレーダーたちも、1501円、1502円、1503円あたりでロスカットします。彼らのロスカットは成り行き買いです。
これら2つの買いにより、値段が上がります。
1500円で20万株の売り指値注文を出していた大口トレーダーはロスカットするかもしれないし、しないかもしれません。その時の雰囲気次第でしょう。もし彼がロスカットするなら、価格はさらに上がります。
だれが上がったところで売っているのでしょうか?
ABCヘッジファンドのマイケルです。この混乱の引き金を引いた張本人です。
マイケルは1499円と1500円でロングしました。彼が1502円~1504円にあらかじめ入れておいた売り指値注文を、一般のデイトレーダーたちが買います。
マイケルはブレークアウトの引き金を引く前に、すでに利食いの売り指値を入れて待ち構えていたというわけです。
14万株で数ティックの利益。悪くない利益でしょう。
この場合、ブレークアウトしたあと1500円より上に株価はとどまるのでしょうか、それともレンジに逆戻りするのでしょうか?
それは、どれぐらいの資金がブレークアウトに飛びついたかにかかっています。
1500円をブレークアウトした後、さらなる大口が現れて買い始めるかもしれません。
ものすごい数のショートトレーダーのロスカット(成り行き買い)が始まるかもしれません。
しかし実際には、そうならずに上昇はピタッと止まり、レンジの中に逆戻りしてしまうことの方が多いです。
ブレークアウトの初動で数ティックは上がります。
小口のショートや中ぐらいの規模のショートのロスカットと、ブレークアウトに飛び乗ってくるトレーダーの買いにより上がるからです。
それほど大きなサイズで買えない一般トレーダー達が買い終わると、上昇はピタッと止まります。
レジスタンスラインを抜けて少し上昇した直後に上昇がピタッと止まってフォローがつかないなら、今度は大口が逆張りを仕掛けてきます。
大口がブレークアウトに遅れて乗ってくることはあまりありません。どちらかというと、そのようなケースでは逆張りを仕掛けてくる方が多いように思います。
他の大口トレーダーは、ブレークアウトにフォローがつかないのを見ると1503円、1502円、1501円あたりでショートを仕掛けてきます。
「一体どうなっているんだ!」
「なぜ上がらないんだ?」
ブレークアウトで買った一般デイトレーダーは焦り始めます。
そして、「騙しのブレークアウト」だと思ったらロングポジションを投げ始めます。
つい先程1503円あたりでロングポジションを利食いしたばかりのマイケルがそれを見ています。
「うーん、1500円を割り込んだら、今1502円~1505円あたりでロングしているトレーダーはみんなロスカットするだろうな」
そこで、マイケルはまた仕掛けます。
まず、1495円~1498円あたりに利食いの買い指値注文を入れておきます。
そして1499円~1501円で今度は20万株をショートし、1499円に20万株の売り板を入れます。
一般のトレーダーはパニックに陥ります。
「ありえない!理解できない!」
「重要なレジスタンスラインをブレークしたんだぞ!なんで上がらないんだ!?」
そして一般トレーダー達は1498円~1495円あたりでロングポジションをロスカット(成り行き売り)します。
そこで買っているのは言うまでもなく、またしても、ABCヘッジファンドのマイケルの利食い注文です。
マーケットは1495円~1498円あたりで落ち着き、何事も無かったかのように静けさ取り戻します。
1人のトレーダーがレジスタンスラインを抜けさせて利益を上げ、叩き落とすことでまた利益を上げたのです。
あなたよりもたくさんお金を動かせるトレーダーの仕業です。
資金力のあるトレーダーが相場を動かす
先程の例でマイケルは1500円を買い落とし、そこに20万株の買い板を入れました。そこで誰かがその20万株を売り落とす可能性はないのでしょうか。
もちろんあります。そういうことも起こります。もしそれが起きれば、マイケルはロスカットすることになります。
誰が一番たくさんの資金を持っているかの問題なのです。
だからこそ、一般のデイトレーダーでも、やり手のデイトレーダーはブレークアウトしたあとに中途半端な価格で遅れてロングすることはしません。
もし相場がレジスタンスラインをブレークアウトすると思っていて、板情報や歩み値でその通りのことが起きているなら、ブレークアウトする前に買っておきます。
彼らは1496円~1498円あたりで先回りして買っています。大口がロングポジションを作っていて、ブレークアウトを引き起こす予定だと読めているからこそできることです。
そのようなポイントでのよくあるパターンはこんな感じです。
1500円をタッチ→1496円に戻る→1499円にタッチ→1497円に戻る→1499円をタッチ→1497円に戻る→1499円にタッチ1498円に戻る
レジスタンスラインをタッチした後のプルバックが徐々に弱まります。
そしてレジスタンスラインのすぐ下に停留します。
そのような動きを見たら、私のような小口専業トレーダーは大口が買っているのではないか?と予測し、板読みで確認しながら買いポジションを作ります。
そして待ちます。
何を持つのかというと、先程登場したABCヘッジファンドのマイケルのような大口トレーダーが1500円を落としてくれるのを待つのです。
「自分が20万株を全部買って1500円の売り板を買い落とす資金力と勇気があったらどんなにいいだろう」と思うことはしょっちゅうあります。誰かがその板を買って落としたら必ずブレークアウトするだろうと分かっているからです。
1500円の売り板を落とせばショートは逃げ出すだろうと。
だれか買えないのか!
残念ながら、自分にはそんな資金力はありません。
同じことを考えている他の専業トレーダー達にもありません。
そしてついにマイケルが1500円を買ってくれてブレークアウトが始まります。
いったんブレークアウトが始まったら、大口の買いが継続しない限りは1502円~1505円あたりで、マイケルと一緒に利食いします。
もしブレークアウトの直後にまだロングポジションを持っていなかったら、1502円~1505円で買うようなことは滅多にしません。エントリーを逃してしまったならしかたありません。あきらめるのです。そういうこともあります。気にしません。マイケルが利食いするタイミングで買うのは上手い方法ではないからです。
それと同じシチュエーションで、マイケルよりももっと大きなトレーダーが1500円のブレークアウトを食い止めたなら、私のような専業デイトレーダーは1497円や1498円でロスカット、もしくは同値撤退します。それもよくあること。仕方ありません。もしくは、ショートにドテンします。
物凄い資金力のあるトレーダーがブレークアウトの買い圧力を全部吸収して価格の上昇を阻止したのです。だれもそれに逆らってはいけません。ロスカットしてあきらめるか、ドテンして彼と同じ方向につくべきです。
システムトレードでこのような読みができるでしょうか。
少なくとも、テクニカルやローソク足だけをベースとしたシステムでは決して読むことができないでしょう。
トレードはアートだ、数学じゃない!
トレードはアートのようなものです。数学的に解決できる部分もあるとは思いますが、アートの割合のほうが多いと思ってください。
トレードとは板情報と出来高を読んで人の行動を予測し、その先の値動き予測するアートなのです。
ですから、本書で解説する板読みスキャルピングのエントリー手法を暗記したとしても、必ず勝てるようになるわけではありません。アートの部分を完璧に教えることなどできないからです。
しかし、ここで紹介する板読みスキャルピングのエントリー手法の根底に流れるセオリーを理解し、十分に長い時間訓練を積めば、あなたがトレードする銘柄の癖に適応し、動的に微調整するような芸術的なトレードができるようになるでしょう。
また、トレードには常に運の要素が付きまとうのだということを理解しておいてください。
10年以上もの間、目立ったドローダウンなしに勝ち続けるトレーダーもいます。
それでも、運の要素はあります。
完璧に板情報と歩み値を読み切り、完璧なエントリーをしても、それでも負けるときは負けます。
長年の経験を積み、勝てる手法を身に付けれたトレーダーにとって「運」とは、「トータルで勝てるか」の運ではなく、「いくら勝てるか」の運になってきます。
レジスタンスラインをブレークアウトして12ティック上げてくれる時があります。
一方、ブレークアウトの瞬間までの状況が全く同じでも、2ティックしか上げないこともあります。
全く同じセットアップでエントリーしても、稼げる金額は運次第なのです。
後の例では、ブレークアウトに乗ってくる大口がいなかったのです。もしくは、ショートのロスカットがそれほど入っていなかったのです。
そんな場合は、ため息をついて2ティックか1ティックで利益確定をします。
どちらにしても、うまく出来高を読めれば、たいていの場合は利益になります。
それが10万円の利益なのか、5千円の利益なのかは完全に運次第です。
ですから、運の悪い時でも冷静に対応できるよう、常にトレードメンタルを整えておいてください。
本書ではトレードメンタルについては省略します。
トレードメンタルについて学びたい方は、私の電子書籍「プロになるためのデイトレード入門 自分だけの相場心理を極めて相場で勝ち残る編」などの相場心理学に関する書籍を本書と併せてお読みください。
(「プロになるためのデイトレード入門 自分だけの相場心理を極めて相場で勝ち残る編」は2014年5月現在、Amazonにて99円で販売しています)
ローリスクなエントリー戦略
たいていの場合、値動きの勢いが出ている方向にトレードしてください。
理由は簡単。すでに勢いが出ている方向に動く方が、相場にとって簡単だからです。
走り出した電車を止めるのは大変ですが、走り出した方向に電車を押すのは簡単です。
トレードでも同じことです。
相場が15ティック急落したとします。
その状況で、買いたくてウズウズしている人はどれくらいいるでしょうか。
もし誰かがその下落を止めたいと思ったなら、勇気を出してかなりの株数を買わないと止まりません。
なんとか下落が止まったとしても、10ティック上で空売りした人はそう簡単にはあきらめません。
彼らはさらなる下落を期待して待つでしょう。
そこで逃げ出すとしたら、最後の最後に遅れて空売りした人が同値撤退か1ティック負けで逃げようとする場合ぐらいでしょう。
このように急落している場面では、新規の買いはあまり入ってこないし、ビビッて逃げ出すショートの買戻しも少ないのです。
その反面、15ティック急落した相場には、さらなる下落の条件が整っています。
急落に乗り損ねた売り方は悔しがっています。
なんとか第2波には乗りたいと思ってマウスに手をかけていることでしょう。固唾をのんで次の空売りシグナルを待っているのです。
また、その状況でロングはかなりナーバスになっています。含み損が膨らみ、これ以上下がったらロングポジションを投げるしかないという状況に陥っています。
価格の下落を止めて3ティック反発させるのに10万株の買いが必要だとしたら、底値をブレークして、さらに6ティック下げるには5万株の売りで十分です。
だからこそ、勢いのある値動きには決して逆らってはいけないのです。
とはいえ、しっかりとした逆張りの技術を身に付けたなら、逆張りにもチャンスはたくさんあります。
私がここで言いたいのは、安易な逆張りや、勢いのある値動きに対して逆張りするのは危険だということです。
特にスキャルピングに関しては安易な逆張りは絶対にやってはいけません。
それなら逆張りのことは忘れて、順張りのスキルだけを覚えればいいのでしょうか?
残念ながら違います。
逆張りエントリーをしないなら逆張りのスキルが不要なのかというとそうではありません。
なぜなら、順張りでエントリーしたなら、その利食いには逆張りのスキルを使うからです。
順張りでロングエントリーしたポジションの利食いは、逆張りショートエントリーするポイントと同じだからです。
順張りしかしない人にとっても、逆張りのスキルは必須なのです。
本書では順張りスキャルピンのエントリーも、逆張りスキャルピングのエントリーも両方解説します。
板読みの基本 ~板読み5つの要素で相場を読む
それではさっそく、板読みの基本を一から学んでいきましょう。
ただ漠然と板情報や歩み値を見ていても、なかなか重要なシグナルを読み取ることはできません。
板情報や歩み値のどういう点に注目したらよいのかを知りたいですよね。
この章では、サンチャゴが板読みをする際にどんな観点で板と歩み値を観察しているのか、詳しく解説します。
私が最初に板を観察し始めたとき、ただ単に板に入っている指値注文がチカチカと点滅するばかりで、板情報をどうやってトレードに活かしたらいいのか分かりませんでした。
しかし何年もずっと板情報を観察し続けることで、少しずつ気付きがあり、「板情報をどのような観点で観察すればよいのか?」が分かってきました。
慣れてくると板情報と歩み値をなんとなく見ているだけで動きを理解できるようになりますが、最初のうちは、板読みをいくつかの要素に分解して観察する方が効率的です。
板読みの要素
板情報や歩み値の動きには以下のような要素があります。
- 成り行きの買い(アグレッシブな買い)
- 成り行きの売り(アグレッシブな売り)
- 買い板のアイスバーグ注文(消極的な買い)
- 売り板のアイスバーグ注文(消極的な売り)
- 買い板のキャンセル(買う気の無さ)
- 買い板のキャンセル(売り注文を誘い込むトラップ)
- 売り板のキャンセル(売る気の無さ)
- 売り板のキャンセル(買い注文を誘い込むトラップ)
- 買い板の積み上げ(大口の利食い注文/大口の見せ板)
- 売り板の積み上げ(大口の利食い注文/大口の見せ板)
それぞれの要素がいくつか組み合わさり、実際にエントリーする際の売買シグナルとなります。
これらの要素を買いシグナルと売りシグナルに分けると下表のようになります。
続きは電子書籍でお会いしましょう。
電子書籍のもくじ
はじめに
板読みスキャルピングがトレードの基本
この本で学ぶこと
前作との違い
板読みを勉強する前に知っておきたいこと
ポーカーのセオリーから学ぶ
ダマシのブレークアウトが多いのはなぜか
資金力のあるトレーダーが相場を動かす
トレードはアートだ、数学じゃない!
ローリスクなエントリー戦略
板読みの基本 ~板読み5つの要素で相場を読む
板読みの要素
アグレッシブな注文
アグレッシブな注文をどうやって見分けるか
歩み値を使ってアグレッシブな注文を見分ける
同一気配約定情報を使ってアグレッシブな注文を見分ける
アイスバーグ注文の直後に反対側に約定する成り行き注文は強いシグナル
大口の消極的な注文
アイスバーグ注文とは何か
板のキャンセル ~強い?それとも弱い?
1.買う気がないから買い板をキャンセルした
2.買い板にキャンセルが出て板が薄くなったのに誰も売らない
3.売り手を誘い込むために買い板をキャンセル
買い板にキャンセルが出た場合の意味
売り板がキャンセルされた場合の状況別の意味
厚い板
板読みの要素を使ったエントリー
具体的なエントリーセットアップの例
逆張り
誘い込み
誘いこみの概要
誘い込みの解説
誘い込みのエントリー
誘い込みのロスカット
誘い込みのアイスバーグバージョン
おしおき
おしおきの概要
おしおきに含まれる板読みの要素(シグナル)
おしおきの解説
おしおきのエントリー
おしおきのロスカット
逆張りは最後の選択肢である
ブレークアウト手法
フライイングブレーク
フライイングブレークの概要
フライイングブレークにおける板読みの要素(シグナル)
ライイングブレイクの解説とエントリー
フライイングブレークのロスカット
遅れて乗っかるエントリー
勢いのあるトレンドに途中から乗っかる手法
ポンプフェイク&ジャンプ
ポンプフェイク&ジャンプの概要
ポンプフェイク&ジャンプにおける板読みの要素(シグナル)
ポンプフェイク&ジャンプの解説
ポンプフェイク&ジャンプのエントリー
ポンプフェイク&ジャンプのロスカット
板のアノマリーを利用する
厚い板の方に動くときに起きていること
板のアノマリーを利用したエントリー手法
板のアノマリーとポンプフェイク&ジャンプを利用したエントリー
ポンプフェイク&ジャンプと板のアノマリー 概要とエントリー
ポンプフェイク&ジャンプと板のアノマリーにおける板読みの要素(シグナル)
ポンプフェイク&ジャンプと板のアノマリー ロスカット
板のアノマリーの注意点
板が薄くボラティリティの高い銘柄
板の厚い薄いが極端に表れる
一日の中でたくさんのエントリーポイントがある
板の薄い銘柄、問題は…
板が薄くてボラティリティの大きい銘柄では明確なアイスバーグ注文は無い
ボラティリティの高い銘柄特有の動き トレマーズ
板読みスキャルピングの利食い
ロスカットについておさらい
板読みスキャルピングの利食い
利益が乗ったあとのリスクレワード比を常に意識する
大きなリスクで大きな利益を狙おうとしないこと
利食いの判断においても板情報や歩み値を読む
利益を守る
エントリーのセットアップは利食いのシグナルでもある
価格帯別出来高を使ってスキャルピングのエントリーポイントを見極める
価格帯別出来高ってなに?
価格帯別出来高を使うメリットとは?
価格帯別出来高を理解するために必要なチェンジ
ゆっくり動くエリアと素早く動くエリア
それがどう役立つのか?
マーケット(相場)の目的
出来高の多い価格帯が形成されるまでは触らない
マーケット(相場)の目的 まとめ
なぜレンジブレークアウトが起きるのか
大口の罠アイスバーグ注文のパターン
価格帯別出来高の段差で止まるプルバック
出来高の多い価格帯に入り込んでしまったら?
出来高の芯 ~まずは芯ができる
芯から下に十分下げた場合
芯から下に下げない場合
レンジの両端で逆張りスキャルピング
バイアスが下降トレンド継続の場合
バイアスがリバーサル(反転)の場合
何をするにしても大切なこと
出来高の芯に関してのまとめ
価格帯別出来高を使った逆張り
ダブルボトムのパターン
ダブルボトムにならないパターン
さらにもう一つ出来高の多い価格ができたら?
出来高の多い価格帯がシフトする意味
相場の背景状況を理解して相場観を身に付ける
トレーダーが乗り越えるべき6つの壁
ポーカーの例でデイトレードをコアから理解する
ポーカーの例でデイトレードをコアから理解する まとめ
今日はどんなタイプの日?
1.いけいけモード
2.大口がゆっくりポジションを作っているモード
3.トラップモード(なめとんのか!モード)
4.おやすみモード
いつも根底にある考え
あとがき
サクさん says
at3冊目拝読させていただきました!
レビューも僭越ながら書かせていただきました。
前作で歩み値の詳細な見方と今作の板読みを組み合わせて、更に価格帯出来高も組み込めばかなり優位なエントリーができそうで、実際に試してみたくてうずうずしてます。
残念ながら日中はできないので、しばらくはFXのカーナビ走行に力を注ぐことになりますが、平日休みを取れた時にはサンチャゴさんの貴重な知恵をもとに値動きと大口のトラップを観察したいと思います。
それにしても今回も安価な設定で購入者側は助かりますが、サンチャゴさんの書籍が価格だけで正当な評価がされないかが心配です。
サンチャゴ says
atサク様
3冊目も読んでいただいたとのこと、ありがとうございます。
FXのトレードで位置的な優位性を見極めるスキルにも大きな価値があると思います。
相場は相場、FXでも株や先物と同じようなトラップだらけです。
そのことを意識しながらチャートを見ると、うまく行きやすいです。
焦らずにじっくりと、今できることを取り組んでいただけたらなと思います。
自分のトレードノウハウを1つの形にまとめ上げることで、自分の頭の中がすっきりしてメモリーに余裕ができたようです。
ここ数日は新たなひらめきがたくさんあります。
コメントで皆さんがいろんな情報を寄せてくださるのもかなり役に立ってますし。
また、ほとんど全部公開してしまったんだから、自分はもっと上を目指さないと というのもあります。
なんで情報商材で一儲けしないんだよ?と友人にはいつも怒られるんですけど、
そこで大儲けしなくてもいいですし、こういうゆるーい感じが、自分らしいやり方なんですよ。
それを喜んでくれる人がいたら、それは私にとってかなり嬉しいことです。
評価はまぁ、価値の分かる人にだけ分かってもらえたらいいと思います。
サクさん says
atおっしゃる通りでトラップにはまりまくりであります。
チャートが綺麗な分、テクニカル分析には向きそうですが、大口のトラップを未熟な私でも感じます。
確かに情報商材なら数万円以上する内容かと思います。サンチャゴ様が惜しみなく情報を発信しておられる見返りとしてヒラメキやプライスの仲間が集まってるように勝手ながら思います。正に「情けは人の為ならず」で、サンチャゴ様に新たな発見があることをと願っております。
私もサンチャゴを模範にして、外に惜しみなく発信できるようにまずはFXに挑戦致します。
Yoshi says
atサンチャゴ様
日々のトレーディングに加え、執筆活動…etc、ほんとお忙しそーですねぇ。
3冊目(板読み (^.^))、拝読中でございます!
1つ、ご質問なのですが、少々(本文のなかで)気になったというか?
疑問なことがあるのですが…
「巨大なアイスバーグ注文が現れたら…(位置No.416/1743)」といった表現がありましたが、これは(私の認識が甘かったらm(__)m)リバーサルの可能性(ファクタ)の1つでもあるとの認識にある「40秒ほど続くステルス的なアイスバーグ」とは異なり、なんか「一気に“どばぁー”と発生するアイスバーク(注文)」といったものなのでしょうか?
稚拙な質問で恐縮ですが、アドバイスいただければ幸甚です。
※今後とも、がんばってくださいねぇ!いろいろ楽しみにしております。
P.S.
なんとなぁーくではありますが (^^ゞ 「吸収」のロジック…思いつきました。
ただ今、組み込み中。1つの「サイン」としてうまぁーく機能してくれればいーいのですが (^^)
サンチャゴ says
atYoshi様
電子書籍をお読みいただきありがとうございます。
ご質問の「巨大なアイスバーグ注文」の意味ですが、
小さな成り行き注文をたくさん吸収した場合も、大きな成り行き注文を吸収した場合もどちらも両方です。
その価格で大きな出来高が、アイスバーグ注文を使って約定したという意味で「巨大なアイスバーグ注文」という言葉を使っていました。
応援のお言葉ありがとうございます。
最近はブログ執筆や電子書籍の執筆とデイトレードで毎日朝から晩まで座りっぱなしでモニターを見続けていたので、若干目が疲れました。少し負担を減らして健康には気をつけないといけませんね。
Yoshi様もお仕事とシステム開発の二束のわらじ、大変ですが、お体にだけは気を付けてください。
いくらデイトレードを極めても、体を壊しては意味が無いですもんね。
そうですか!吸収のロジックを思いついたのですか。
その精度が高ければ、それはかなり画期的なものになると思います。
システムとしてうまく行くかどうかは別として、Yoshiさんのトレードに役立つと思いますよ。
応援してます。
Yoshi says
atサンチャゴ様
ご回答(返信)、ありがとうございます。
「板読み(3冊目)」読み応えありますねぇ (^.^)
板も奥が深いですねぇ。
また、追加のご質問で恐縮なのですが…
「大きな成り行き注文を吸収した場合」とありましたが、あるポイントで(例えば)大きな成り行き買いが発生して、上に抜けるか?と思いきや、その後が続かずに(結果)下げに転じてしまうことがありますが、これも「吸収」の1種の可能性があるということでしょうか?
P.S.
わたしも(以前・エンジニアを生業としていた頃 (^^ゞは)朝から晩までモニターの前にいましたので、目が(よく)シバシバしていました。
おっしゃる通り、体が資本なので、お互い気を付けてやりましょう (^.^)
乗務あけで、(かなり)眠いですが (^^ゞ
すこし仮眠をとってから、今日も..相場みながら開発がんばります!
サンチャゴ says
atYoshi様
コメントありがとうございます。
>「大きな成り行き注文を吸収した場合」とありましたが、あるポイントで(例えば)大きな成り行き買いが発生して、上に抜けるか?と思いきや、その後が続かずに(結果)下げに転じてしまうことがありますが、これも「吸収」の1種の可能性があるということでしょうか?
はい、そういった場合はとても有効な吸収と見ます。
大口の買いが入っていた一方で、それを全部吸収する大口の売りがいたことも確かだからです。
成り行き注文の結果が出なかったとみるのです。
とはいえ、勢いのある上昇なら、いくら大口の買い注文が吸収されたからと言って、安易に売るのは危険です。
私の場合、アグレッシブな成り行き売り注文が出始めるまでは待つようにしています。
どですかでん says
atサンチャゴ様
いつも貴殿のHPで勉強させていただいております
ところで無理を承知でお伺いするのですが
小生 KINDLEをもっておりません
一方で
~徹底攻略! 板読みデイトレード 板読みスキャルピング~の極意
を購入したいと思っております
貴殿の口座をお教えいただければ入金いたしますので PDFとして送っていただくこと可能でしょうか
以上、何卒よろしくおねがいいたします
サンチャゴ says
atどですかでん様
お引き合い頂きありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、Amazon様との契約により、この電子書籍を他の販売ルートで販売することができません。
実は、Kindleをお持ちでなくても、私の電子書籍をPCで読むことは可能です。
こちらのサイトを参考にしてください。
お手数をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
どですかでん says
atサンチャゴ 様
早速のご回答誠にありがとうございました
了解いたしました
Yoshi says
atサンチャゴ様
ご回答、ありがとうございます。
↑ ↓ ↑ ↓
09:16:44 09:22:20 10:00:00 12:31:32
1491円 1485円 1491円 1462円
買約定 59400 13700 106600 256300
売約定 11200 20900 105200 449200
出来高 70700 34500 211800 717500
ご存じのとおり、RSSはディレイが生じるハンデがあるので、そのあたりを考慮したデータ収集を心がけおりますが、そんななか、
上記は、本日(06月16日)のディー・エヌ・エーのログの一部なのですが…10:00:00の1491円をダブルトップとして、大きな出来高が(スイング中に)確認されましたが、その後・切り返されて、以降は下昇トレンドになりました。
サンチャゴ様のおっしゃる吸収とは少々時間軸が異なるとは思いますが、このあたりが「少々長い(スパン)」でみるところの吸収の1種になるのでしょうか?今・いろいろ手さぐりで試行錯誤している次第です (^^ゞ
何度もサンチャゴさんの本を拝読して、いろいろトライしているとろでございます!
益々のご活躍をお祈りしております!
取り急ぎ、ご回答のお礼、ならびに(ちょっとした)進捗報告まで m(__)m
サンチャゴ says
atYoshi様
コメントありがとうございます。
詳細なログをとられているのですね。
そのITスキルがうらやましい限りです。
明確に大口の吸収が見らた後にも、もう少し価格が動いてから止まったり、下げ始めるまでにかなり時間がかかったりもします。
重いものは急には止まらないという感じですね。
大口の買い注文が影をひそめて小口の買い注文ばかりになるのも売りシグナルになりますが、
大口の買い注文がガンガン出ているのに上がらないというのも売りシグナルになると思ってます。
私は純粋な裁量トレーダーなので、システム的な観点から私の手法を分析すると矛盾だらけに感じるかもしれません。
しかし、臨機応変に日々相場に向き合うのが良いように思います。
完全に単純明快なルール化するとなると難しいかもしれませんが、私のブログが少しでもお役にたてたら幸いです。
Yoshi says
atサンチャゴ様
アドバイス、ありがとうございます!
「矛盾」だなんて、とんでもないです。
今までいろいろな方の(トレーディングに関する)書籍を読みあさって来ましたが、サンチャゴさんの理論ほど明確なものはありませんでした!
実際に上記のディー・エヌ・エーのログにしても、1491円の攻防時に(おける売約定においては)ある種の逆行現象を示唆していますし、ここには書き記しはいませんが、「売り板(最良)」のリフレッシュ状況をチェックするために新たにテスト的に実装している「アイスバーグ注文(吸収)」を判定するロジックにも興味深い記録がありました。
本当、なかなかおもいっきり時間を取って、一気に組み上げることができませんが、これからもコツコツと続けて行きたいと思っています!
今後ともいろいろ御指南いただければ幸甚です m(__)m
kola. says
atこんにちは、いつもありがとうございます。
今日は、嬉しい報告と感謝の言葉を伝えたくコメントを。
サンチャゴ師匠のお勉強をし始め、やっと、勝ちが続くようになりました。一日のうちの負けは、0回と続いています。
特に絶対に勝てない銘柄があり、買えば一気に叩かれる、売れば、即上昇といった、
やめておけばいいのですが、ついつい手を出してしまい、、、
しかし、手口がわかり始めた気がし、負け知らずになってきました。
サンチャゴ師匠には、本当に感謝状を送りたいです。
ありがとうございます。
本を拝読し、3ヶ月近くでしょうか。
途中、混乱し苦しい時もございましたが、10000時間は、わたしふぉいと!と言った気持ちで前向きに進み、現在進行形です。
上昇高値ポイントで、大口の買い注文が大量にあるのになぜ下がるのか、お聞きしたいと思っていましたが、
それを吸収している大口がさらにいるということですね。
というか、エグジットするべきか、さらに上を目指すのかは、決断が難しいです。まだ、大量に買っているのにーーー(ーー;)が、なぜが多いです。
今後の課題はエグジットです。
サンチャゴ says
atkola.様
コメントありがとうございます。
おめでとうございます。よく頑張られましたね。
3か月で自信がつくというのは、とても上達が速いですよ。
これからも順調な日ばかりではなく、辛い日もあると思います。
そんな日にはスッと手を引いて傷を広げないようにしてください。
どれだけ上達しようと、どうにもならない日は必ずありますから。
そんな日には深追いせずに逃げるが勝ちなんです。
その辺りを理解して頂ければ、これからもきっと安定して勝っていけると思います。
決して油断せずにその調子でスキルを上げていってください。
吸収に関してはみなさん疑問に思われていますね。
その辺りを明確に説明するには、出来高分析の考え方をもう少し突っ込んで解説しないといけないようです。
今後出来高分析について徹底的にブログに書いていこうと思います。
かなりのボリュームになってしまうかもしれませんが、是非読んでください。
koka. says
atお返事、ありがとうございます。
名前をちょくちょく間違えます、申し訳ございません。
kokaです。。kolaになっていました。以前Kakoになっていたこともあったみたいです。
失礼しました。
そんな風に、もたもたしていますので、よっしゃーと板を叩くようにエントリー&エグジットは無理かもです。
新しいことをまたまた、教えてくださるとのこと、楽しみです。今は、板読み本の熟読中ですのでごゆっくりお願いします。
暗記するほど読もうと思っています。
サンチャゴ says
atkoka.様
やっぱり、koka.様で正しかったのですね。
全然大丈夫ですよ。
今後ともよろしくお願いします。
ライ says
atサンチャゴ様、初めまして。
ライと申します。
今回、サンチャゴ先生の著書を三冊電子書籍にて拝読させて頂きました。
まだ1回しか読んでませんが、まさに目からウロコ。
素晴らしいの一言です!
何度も何度も読み返し、更に何度も何度も
歩み値と板情報と照らし合わせて
サンチャゴ様の手法を自分のものにしたいと思います。
当然、何度も読み返し自力でサンチャゴ様の手法を
身に付けたいと思ってますが、できれば講習会などで直にご指導して頂きたいと思ってます。
※サンチャゴ様が超シャイだと言う事は、重々承知してるのですが・・・。(笑)
もし今後、講習会が開かれるのであれば是非参加させて下さい。
これから何度も読み返していくうちに分からない事も出てくると思いますので
また質問させてい頂きますね。
その時は、宜しくお願い致します。
サンチャゴ says
atライ 様
電子書籍をお読みいただきありがとうございます。
気に入っていただけたとのこと、とても嬉しく思います。
頑張って書いた甲斐がありました。
板読みの習得には時間がかかりますので、腰を据えて焦らずにゆっくりと取り組んで頂きたいと思っています。
板読みにも役立つ、出来高分析の手法について現在考えをまとめています。
ライさんにはそちらも是非読んで頂きたいなと思います。
楽しみにしていてください。
講習会などできるコミュ能力があればいいのですが、
私は内気な性格でして、今のところそのような予定はありません。
多分、やらないんじゃないかなと思います。
その代り、ブログや電子書籍を使って私のノウハウは全て発信していくつもりです。
スローペースな情報発信ではありますが、末永く、ゆっくりとお付き合いください。
これまでにもたくさんのご質問をいただきました。
今後Q&Aのページも整備して参りますので、そちらも参考にしてください。
PS:Amazonにレビューをいただけましたらとても嬉しく思います。
ライ says
atサンチャゴ先生、早速の返信ありがとうございます。
先ずは、今ある先生の著書を腰を据えて熟読してしっかり学び、
更に新しくおまとめになられる「出来高分析の手法」もしっかり学びたいと存じます。
楽しみにしてます。
ちなみに本日は、株ステーションのチャートとフル板と歩み値、
スーパーはっちゅう君の株式同一気配約定情報のツールを使って
ケネディクス(4321)を仕掛けました。寄り前から売板が厚かったのもあり
寄付き後、同一気配約定ツールにて475・476と30万株以上のまとまった買いが入ったのを
確認できたので自分も476円で仕掛ける事が出来ました。
※指値ではなく成行注文になってしまいましたが・・・。
これも一重に先生の本を読ませて頂いたおかげだと思っております。
講習会は、無さそうですか・・・、残念です。。。
それでも少しだけ期待して待ってますね。(笑)
Amazonのレビューですが、
自分が先生の手法をある程度習得してから
レビューしたいというのが本音ですので
出来るだけ早くレビュー出来る様に頑張ります。(^o^)
心の狭い人間だと思われるかもしれませんが、
それだけ他の人に知られたくない価値ある内容だと思っております。
サンチャゴ says
atライ様
早速結果を出しておられるとのこと、素晴らしいですね。
今後も、最高のセットアップだけをトレードするように心がけて頑張ってください。
どんなセットアップでうまく行ったかの記録を詳細に付けるのは良い方法です。
1.どんな位置で
2.どの板読み要素の組み合わせで仕掛けたのか
3.エグジットの根拠
の記録をとるのです。
すると、この組み合わせは特に儲かっている、この組み合わせはダメだというのが分かってきます。
その人それぞれで、得意不得意は出てきますので、自分を知ることはとても大切です。
頑張ってください。
レビューは気が向いたらということですので、お気になさらないでください。
ライ says
atサンチャゴ先生、ご指導ありがとうございます。
自分にとって一番相性の良い組み合わせのセットアップを見つける為に
出来るだけ売買記録ノートをつけるようにしてみます。
ありがとうございます。(^o^)
グリークス says
at電子書籍3冊購入させて頂きました。
また、いつもHP拝見させて頂いております。
電子書籍やHPの内容はサンジャゴ様の経験に基いて記載されている為、
とても分かり易く、また大変勉強になります。
私はサラリーマンなので、日中張り付きでトレード(225ミニ取引)はできませんが・・・
これからも応援しておりますので頑張ってくださいね!
サンチャゴ says
atグリークス様
電子書籍のご購入、そして励ましのお言葉、本当にありがとうございます。
これからも書いていくモチベーションが上がりました。
今後ともよろしくお願いします。
ST says
atこんにちは。
サンチャゴ様の本購入しました!
いきりなですが質問です!
私はまだトレードをはじめたばかりで、まだチャートの操作方法をマニュアル見ながらいじっている段階なので、そもそもちゃんとしたラインを引けているかどうかも怪しいレベル(前日高値安値は流石に引けています)です。
GMOクリック証券の先物同一気配約定情報と板注文の画面を観察しはじめたのですが、何かめまぐるしく動いていて、想像していた以上に、目が全くついていけずわけがわからなくなってしまいます!
1巻の歩み値の6要素や、最新巻の板のキャンセル、具体的なエントリーセットアップの例など色々な事を意識するとわけがわからなくなってしまいます!
ラインも満足に引けているか怪しい私は、まず何から意識して観察すればよいですか?
1巻はデイトレードレベルの逆張り手法を中心で、最新巻はもっと短い時間軸の手法とのことですので、まずはGMOクリック証券の先物同一気配約定情報と板注文、カブドットコム証券のKABUステーションを使って、
ひたすら歩み値を観察すれば良いでしょうか?
あと、トレード画面の録画をして、後で復習というか確認するような作業は有効でしょうか?
サンチャゴ says
atSTさま
書籍のご購入ありがとうございます。
これからトレードを勉強されるのですね。
まず最初の数か月は歩み値や板を見てもなかなか見えるものではありません。
まずはエントリーを探す意識ではなく、単純に歩み値と板に慣れることを意識してください。
まずは歩み値ですね。
歩み値だけを見てその瞬間の最良買い気配と売り気配を言い当てる。
板を見て合っているかを確認する。
といった練習を毎日短時間でもいいのでやってください。
あまり長時間やると疲れるのでほどほどにしておいてください。
練習法の記事
また、トレードをしながら楽しんでやるとすると、
ごくごく小さなポジションで一般的なテクニカルでエントリーするのもありです。
例えば、移動平均線への押し目を買うようなことです。
その瞬間に歩み値のスピードやサイズを考慮してエントリーするかどうかを
見極めるんです。
そしてエントリーした後に大口の売りが出てくるようならすぐに成り行きでロスカットする。
もしくは値幅でロスカットする。
そうこうしているうちに、見えてくると思います。
ただ、時間はかかりますので、ごくごく小さなロットでやるか、見るだけの時期が必要です。
頑張ってください。
ライ says
atサンチャゴ先生、こんばんは(^o^)
ちょっとしょうもない事をお尋ねしますが、
ブログの投票と言うのは、人気ブログランキング・ブログ村と書いてる
バナーをクリックすればいいのでしょうか?
サンチャゴ says
atライ様
ご質問コメントありがとうございます。
>ブログの投票と言うのは、人気ブログランキング・ブログ村と書いてる
バナーをクリックすればいいのでしょうか?
はい、その通りです。
ブログの右のほうにある
[人気ブログランキング]
[ブログ村]
のバナー、もしくは時々記事の中にある同種のボタンをクリックすることでブログランキングに投票される仕組みになっています。
いずれも、一日に1回のクリックだけが有効となっています。
応援しようとしていただいていたのでしょうか。
ありがとうございます。
ライ says
atご回答、ありがとうございます!
勿論、応援しますよ。いえ、応援させて下さい。(笑)
サクさん says
atサンチャゴ様
お久しぶりです。サンチャゴ様のファンが増えて何故か私も嬉しいです。
前回書籍のレビュー更新が上手くいってなかったみたいで、再度レビュー更新しました。申し訳ありません。
あと、この記事の
【電子書籍の購入はこちら】
ボタンをクリックしても、購入画面に飛ばないみたいです(iPhone5にて)
ご確認下さいませm(__)m
…
いまはFXの勉強中ですが、暇があればブログ拝見してます。FXにも歩み値表示はあるみたいですが、あれは各取引会社集計であって、総計ではないんですかね?
やはりローソク足主体のトレードがまだまだベースでしょうか。
とりとめのないコメント失礼しました。取り急ぎ電子書籍購入リンクの確認を宜しくお願いしますm(__)m
サンチャゴ says
atサク様
再度レビューいただいたとのこと、ほんとうにありがとうございます。
【購入ボタン】はお恥ずかしながら、単純なリンクミスでした。
ご指摘していただいて本当に助かりました。
FXの歩み値について、インターバンク市場全体を総括したようなものは無いと認識しています。
IB証券(米)の歩み値を見ていたことがありますが、あまりに数字が大きすぎて、また流れが速すぎて感覚をつかみにくかったのを覚えています。
FXの相場とはそれほど巨大なんですね。
ちなみに、米国のESという株式市場の先物がありますが、その歩み値も半端じゃなく速いです。
私はFXのデイトレードでは歩み値や板を無理に使おうとせず、チャートだけでトレードしています。
チャート分析とマーケットプロファイルを使っています。
チャート分析は、ローソク足と出来高を重視しています。
FXのリアルタイムな出来高は入手できないのですが、ティックボリュームはMT4などで普通に表示できます。
ティックボリュームとはローソク足あたりのティック回数を集計したものです。
出来高ではありませんが、取引の活発さを測ることができます。
結果は出来高を観るのとほとんど変わりません。
ローソク足とティックボリュームを使って
歩み値の分析と似たような考え方をチャート分析にも応用しています。
出来高のダイバージェンスの記事で書いたことも、その一部です。
株や日経225先物でトレードする時はチャート分析、出来高分析をして方向性のバイアスを持っていて、最後の確認に板情報や歩み値を使う感覚です。
FXの場合は最後の確認をせずにエントリーするのですが、時間軸が長めのトレードなのでデメリットは少ないです。
リバモアやワイコフの時代はテープ(歩み値)といっても数分遅れだったそうです。
時間軸を長めに取るなら、完全にリアルタイムな注文分析は絶対に必要ではないと思います。
その辺りの考え方、つまり方向性のバイアスをどうやって持つのかについてはまだ十分に伝えていません。
そこはとても申し訳ないと思っています。
歩み値や板読みについてここまで詳しく書いたのだから、どうせなら、その辺りも徹底的に書きたいと思います。
マイペースな私なので少し時間がかかりますが、楽しみにしていてください。
サクさん says
atサンチャゴ様
拙い文章ですが、少しでもお役に立てたのであれば光栄です。
FXの歩み値は莫大な量なんですね。表示したとしても到底目で追えませんね。。それだけ膨大な取引故に、チャート自体を分析してもある程度は適応できるんですかね。
サンチャゴさんもFXはチャートを元にトレードされてるとのことで、自分も現状のチャート分析を元に学習したいと思います。
現在はefx社のDealBook360を使用している為、MT4ではないですが、ティックボリューム表示があるかどうか調べてみたいと思います。ティックボリュームの変動とチャートの勢いや変動を元に大口の仕掛けを推測したりするのでしょうか?出来高のダイバージェンスの記事、再度読み返したいと思います。
長めの時間軸でチャート監視をし、ストキャスティックスのダイバージェンスとコンバージェンスを元に、レンジ内の逆張りエントリーを検討するんでしょうかね。
またサンチャゴ様の手法を拝見できると思うとワクワクします。
はい、サンチャゴさんのペースで公開非常に楽しみに待ってます。
ヘッポコトレーダー says
atお世話になります。
サンチャゴ様のおかげでスキル上がってきていると実感はしているのですが、当日日経平均と個別銘柄のバイアスや日足はどの位置なのか等考えていると、目線をどちらに向ければいいのかデイトレードレベルだとわからなくなってしまうことがあります。
一番分かりやすいのは日経平均と個別銘柄のバイアスが日足と直近数日共に上昇なら買い目線というパターンです。
しかし日経日足で上げ・直近数日は下げ、個別銘柄の日足は下げ・直近数日は上げみたいなパターンだと混乱しがちです。
こういった銘柄は避けてわかりやすい銘柄探すのが一番の解決策ですかね?
他に混乱するパターンとして最近の相場のように上げ目線で押し目を狙っていたとして、当日の日経平均が勢いよくずっと下げている場合、バイアス的に押し目で買っていいのかわからなくなります。
これらスキャルピングならその瞬間の流れに逆らわず上記のパターンなら売りでいいのでしょうが、デイトレードレベルだとどっち目線なのか迷ってしまいます(>_<)
またお時間がある時にでもコメント頂ければ幸いです(^^;
サンチャゴ says
atヘッポコトレーダー様
コメントありがとうございます。
背景状況の捉え方はいろいろとあると思います。
日経平均と全く違う動きをしている銘柄は確かに分かりにくいです。
よっぽど思い入れがあり、シナリオを描けていないなら難しいですね。
あと、単純に上げ下げだけを根拠に正しいバイアスを持つのは難しいと思います。
出来高も組み合わせて、大口のアキュミレーション、ディストリビューションなどのシナリオを描けるとぐっと精度は上がってきますよ。
結局、相場は需給で動いていると思いますから。
ヘッポコトレーダー says
atコメントありがとうございます。
ん~色々な要因受けながら様々な動きするので相場観を身に着けるのには時間がかかりそうです。
最近は新興に目を奪われがちですが、大型株も見ていこうと思います。
佐藤 says
at本を本日、読ませていただきました。
まだ、株式投資をはじめてまもないのですが、
とても素晴らしい本だと思いました。
そして一つ思ったのですが、板を見る手法は素早い
判断力が必要だと思いました。
素早く判断するのが苦手な人にはスイングトレードが良いと
思ったのですが、板を見るスキャルピングも
慣れていくものなのでしょうか?
サンチャゴ says
at佐藤さま
本をお読みいただきありがとうございます。
気に入っていただけたとのこと、とても嬉しく思います。
板読みスキャルピングは、おっしゃる通り素早い判断力が必要です。
だからといって、素早い判断のいらないスイングトレードの方が簡単なのかといえば、そうでもありません。
相場の本質を理解してトレードをマスターするには、まずは板読みスキャルピングから始めるのが最短ルートだと私は思います。
長期間にわたり、投げ出さずに続けることができればコツを掴めます。
最小ロットで練習し
相場の本質を理解し
買ったり負けたりすることを理解し
トレード履歴をつけて自分の傾向を分析する経験を十分に詰み
連敗してもバカなことをしない絶対の自信が身につき
それでも勝てない理由が反射神経にありそうなら、スイングトレードや時間軸の長めのデイトレードに切り替えると良いと思います。
最小ロットで真面目にやっていたら、それほど大きな金額は負けませんから、安い授業料でトレードを練習できたことになります。
最初からスイングをやると、たまたまいきなり勝てるかもしれませんが、上達はかなり時間がかかると思います。
ただし、これは私の経験上の意見です。
皆さんいろんな適性もありますし、最終的にはご自分の思うようにやるのがいちばんだと思います。
頑張ってください。
ヘッポコトレーダー says
atお世話になります。
以前GMOで同一気配約定情報を複数出してると板画面が固まるというお話をさせてもらったのですが、野村ネットのツールがGMOとほぼ一緒だということを知り、今日野村の同一気配約定情報や歩み値を出してGMOで板発注しましたがスムーズに行えました。
今後はそうして対応していこうと思います。
ここ最近は他の証券会社でトレードしていたのですが、そこの板は板の注文数に増減があっても赤や青に光らず数字だけが動きます。
その板に慣れていたこともあってGMOの板を見ると、特に活況のある銘柄は赤や青に頻繁に光るので板の変化が見づらい印象を受けました。
そこで会社に電話して光らないようにできないか聞いたのですが無理みたいです(>_<)
あまり活況のない銘柄だと親切でいいと思うんですがねー。
たぶん慣れだと思うんですが、今後どちらを使っていこうかそのあたりも視野に入れ決めていこうと思います。
サンチャゴ says
atヘッポコトレーダー様
私はGMOクリック証券に満足していますが、証券会社は好みによりますね。
いろいろと使ってみて、しっくりくる業者でトレードするのがいちばんだと思います。
ヘッポコトレーダー says
atそうですよね、今使ってる会社は個人的に損益計算すぐに出てこないしIOC注文ができない、1ヶ月の売買代金合計での手数料無料サービスがない等デメリットも多いです。
ありがとうございます、色々試して決めようと思います。