勝てない人におくる10のアドバイス
勝てるトレーダーがみんな同じやり方でトレードしているわけではない。
それぞれ、違った手法を持っている。
この記事で書く手法は、私が最初に安定して利益を上げれるようになった手法だ。
この手法は10年以上安定して利益をもたらしてくれている。
そして、大きなドローダウンもなかった。
リーマンショックの時も、震災の時も、大きなドローダウンなどなかった。
この手法のおかげで私はトレーダーとして生計を立てることができた。
私の手法をマスターするには時間がかかる。
なぜなら、板や歩みやテープリーディング、さらには、微妙な相場観を身につける必要があるからだ。
トレードは、公式を覚えるだけで、簡単にすぐにマスターできる技術ではない。「すぐに誰でも簡単にお金持ち」といったようなものでは決してない。
そうではなく、トレードをマスターするとは…
自信をつけること
過度な恐怖を感じないですむようにすること
大きなドローダウンが起きないような安定感を身に着けることだ。
この記事では私の手法を身につけるための練習法、大切なことを
10個のステップとして書いていこうと思う。
特にこれからデイトレを始める人、デイトレでなかなか勝てない人におくりたいと思う。
1. 同値撤退の練習をする
どこでもいいので、ここだと思うところでエントリーする。
この時、なるべく有利な価格で約定させるために指値でエントリーする。
すぐに1ティックの利食い注文と5ティックのロスカット注文を入れる。
ロスカットは5ティックだが、気持ちの上では2~3ティックがロスカットだと意識すること。
めったなことで5ティックのロスカットにかかってはいけない。
利食いできそうにないとわかった瞬間、
ロスカット注文を今の値段に近づけるのではなく、
利食いの指値注文を今の値段に近づけることで逃げる。
数百回とやるうちに、無意識の反応でできるようになってくるだろう。
毎回2~3ティックで逃げることはできないとは思う。
でも、何度も言うが、めったなことで5ティックのロスカットにかかってはいけない。
めったなことで、というのは50回に1回ぐらいと思ってほしい。
慣れてくれば、そのくらい逃げ方が上手くなってくる。
最初のうちはエントリーの位置が洗練されていないし、相場観もないので、1ティックの利食い、2~3ティックのロスカットの設定だとトータルでマイナスになるだろう。
だがエントリーは徐々に良くなり、どこかの時点で、プラスになり始める。
これは大切なことなのだが、
エントリーとエグジットは別々に練習する意識を持って欲しい。
どちらか一方がもう一方に影響を与えてはいけない。
この練習はエグジットの練習だ。
こういうロスカットの仕方でトレードするのは半端じゃないやる気と規律が必要だ。
だから、頑張ってほしい。なぜならそれこそがトレーダーとして自信を持つための鍵だからだ。
大きなロスカットは絶対に起きない。
中ぐらいのロスカットすらめったに起きない。
そうなれば、自信はみるみる大きくなり、大負けする恐怖は消え失せる。
このようなスキャルピングタイプの逃げ方を覚えたことが、私のトレードを大きく変えた。
私と同じ時期にデイトレを始めた友人は数人いた。
みなそれぞれ一時期は利益を上げていたが、相場の状況が大きく変わると、
一発ですべてを吹き飛ばして撤退していったり、
手法が機能しなくなって徐々に撤退していったりした。
今でも生き残っているのは逃げ足がだれよりも早かった私だけになってしまった。
勝てない人におくる10のアドバイス 【1】
勝てない人におくる10のアドバイス 【2】
勝てない人におくる10のアドバイス【3~4】
勝てない人におくる10のアドバイス【5~6】
勝てない人におくる10のアドバイス【7~8】
勝てない人におくる10のアドバイス【9~10】
ミッキー says
at初めてコメントさせていただきます。
初歩的な質問なのですが、同値撤退はやはり板で行うのでしょうか?
このテクニックはとても効果があると思うので練習したいと思っているのですが、私はFXで取引しているため板を表示できません。指値注文は価格をテンキ―で打ち込む必要があるので、注文を入れるまでにどうしても手数が多くなってしまいます。そうなると瞬発的に注文するということが難しくなってしまうように感じます。管理者様もFXをやっているとのことですが、なにかアドバイス等いただけないでしょうか?
サンチャゴ says
atミッキーさま
株や先物の場合はすべてを板から発注しています。
しかしFXの場合、板から発注することはできませんので、私はクリック証券やFXCMのツールを使ってチャートから直接指値注文を変更しています。
チャート上に表示されるラインをドラッグ&ドロップすることで注文を変更できます。
FXでスキャルをやる場合はチャートから注文を操作できるツールを選択するのが良いと思います。
河合遼太 says
atサンチャゴさん、電子書籍を何回も読み直しつつ、板と歩み値の観察を始めています。
しっかりと焦らず取り組んでいます。
またまた低次元な質問で恐縮ですが、私は以前のコメントでも書いたとおりFXを入口としてトレードを開始しました。
FXは異常に?偽物ブログや胡散臭いトレード教室や、メルマガが多いと感じるのですが何故でしょうか?
株トレードも同じような感じでしょうか?
FXで言えば、月間3000pipsという突拍子もないものから、リアルっぽいけどやはり何か怪しいもの、抽象的な事ばかりで肝心な事は煙にまくもの、自己啓発系のものに誘導するものまで、有象無象でネット上は溢れかえっています。
具体的なトレード手法とまではいかなくても、何かヒントを得ようと、また正しい知識をいれようと検索しても、出てくるのはアフィリエイト丸出しのものや上記のような偽物臭がプンプンするものばかりです。まともな?情報や調べものが出来ないように感じます。
私の検索力や情報収集場所が悪いのでしょうか?
そもそもインターネット上でトレードについて調べること自体がトレーダーとして未熟なのですかね?
サンチャゴさんはトレーダー初期の段階で、独自手法を形成する過程でどのような勉強の仕方や考え方をしましたでしょうか?
あと、本物と思われるトレーダーに実際会ったり、アドバイスをしてもらったことはありますでしょうか?
サンチャゴ says
at河合様
私の電子書籍を熱心にお読みいただいているとのこと、ありがとうございます。
河合様のご質問は決して低次元ではありません。本質を突いたご質問だと思います。
私自身は、トレードを学ぶ、最速で勝てるようになる、という意味で褒められたものではありません。
3年以上かかりましたし、その過程でほぼ全財産を失う失敗もしましたから。
そのうえで、どのようにトレードを学ぶかを語るとすると…
とはいえ、本物の情報は世に出ないのが普通ですから厄介ですね。
私は全財産を失ってしばらくたったころに機関でトレードしていたという方のお話を直接聞く機会がありました。
それが考え方を変えるきっかけになったと思います。
その時に具体的な手法を教わったわけではありませんが、相場の本質というものを知ったことで、その後の方針がテクニカル分析から注文分析や出来高分析へと大きく変わりました。
その後は、伝説レベルの本だけを頼りに知識をつけ、実際のトレードからスキルを磨いてきました。
本当に長い道のりでした。
そのような経験をたくさんの方ができればいいのですが、ネット上にあふれる煌びやかな情報に踊らされるほうが多いでしょうね。
高額なシステムトレードや”誰でも簡単に勝てる”手法や、やたらと札束を強調するようなコンテンツはたいてい???な内容なので気を付けてください。私も初期のころにそういうのに何十万かそれ以上のお金と、膨大な時間を無駄にしましたので同じ間違いはしないでほしいですね。
安定的に月3000pipsも取れるトレーダーがこの世に存在するのかどうかは疑問ですね。相場をコントロールできる大口ならあり得るのかも知れませんが。
そもそも、トレードの成績を書いているブログの99%は怪しいということを聞いたことがあります。考えてみればわかりますが、そんなものを書いて一体だれのためになるのでしょうか。
自分にとってはプレッシャーになるだけですし、読者にとっても意味のないプレッシャーを与えたり、意味のない安心感を与えるだけでしょうから。
トレード日誌とは、自分のためだけにあるものだと思います。
もちろん、トレード成績を公開されているブログにも本物で素晴らしいものもあると思います。
しかし、自分は自分、性格も違えばリスク設定も違うのだから関係ないと知ったうえで読まないといけません。
あと、相場をコントロールするレベルの大口はメディアもコントロールしているということも知っておいてください。
インターネットもメディアですから、注意しないといけません。
高額ゴミ商材をばらまくのも少なからず彼らの意図が入っているのかもしれません。