株が値上がりするには、買いの存在が必要です。買いは、基本的にはチャート上で陽線となって現れます。そして、陽線に伴う出来高が増加傾向でなければいけません。
しかし、出来高があまりに多いのは、継続的な上昇にとってはよくありません。極端に大きな需要を吸収できる供給があると考えられるからです。
陽線が出た時にそこに出来高が伴わない場合、その信憑性を疑ってかかる必要があります。
出来高が伴わないということは、大口がその上昇に参加していないということだからです。大口は私たちの知らない事情を知っていて、相場が実は弱いということを分かっているのです。
キープレーヤーが参加していない上昇は長続きしません。
例えば、下降トレンドの途中で、一時的に小さな出来高の上昇があるのをよく見かけます。一時的な上昇の理由は分かりませんが、大口が参加していないことだけは確かです。
プロのトレーダーは、一般のデイトレーダーのように、ただ上げているからという理由では買いません。
レンジ相場ではどうでしょうか。
しばらくレンジが続いた後、出来高の少ない上昇でレンジの上を試す動きがあり、その動きがすぐに失速すると、それは株価の下落を警告する強いサインとなります。
出来高の少ない陰線にも全く同じことが言えます。
信憑性のある陰線とは、出来高を伴う陰線です。出来高が増えながらの陰線は相場の弱さを示します。
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