東証一部銘柄の刻みが縮小され、ほとんどの銘柄が1円刻みより小さな刻みになり板の動きが速く、値動きも激しくなりました。「板情報や歩み値の流れが速すぎてついていけない!」への解決策は?
ご質問内容
いつもメール講座を拝読させていただいております。
株のブログから、ネット書籍まで読ませてもらい、初心者だった私が今こうして専業でできているのもサンチャゴさんのおかげです。
そして、写真者の私の質問である「用語集」を作成いただいた時は、嬉しさと感動で感謝の気持ちでいっぱいでした。
本当にありがとうございます。
さて、メールに対する質問とは少し違うかもわかりませんが、少々最近悩むことがありご連絡させていただきました。
先般5月8日の「株トレードで稼ぐ!激レア板読み手法公開ブログ」の中の、デイトレードの銘柄選びに関するご質問
というサンチャゴさんの回答の中にある文章で、
『日本もそのうち全銘柄が0.1円刻みに統一される日がくるかもしれません。
(私の勝手な予想です)
そうなると私は多分、株での板読みスキャルはやめると思います。
ローソク足重視で、価格帯別出来高、出来高ヒストグラム、歩み値を組み合わせた
手法にシフトしていくと思います。』
というご回答を拝見いたしました。
実を言うと、出来高が多い東証1部銘柄のほとんどが1円以下の刻みになりました。
それで、まだ0.5円刻みの銘柄であれば、まだまだ初心者な自分でもどうにかプラスで推移できていますが、0.1刻みの銘柄だと、大口の買いや売り、歩み値のスピードの強弱がわからないことが多いです。
そこで、エントリーが少々遅れても構わないつもりで。ローソク足の勉強をしていきたいと思っているのですが、サンチャゴさんの「FXブログ」に掲載されてあるローソク足で判断する手法を拝読させてもらってもいまいち自分ではつかみきれないところがあります。
あのローソク足について記載されている手法は、全て株式のローソク足チャートに置き換えてみてもいいのでしょうか?
プライスアクション初級編
自分で研究しろと言われそうですが、まだまだ応用ができずに四苦八苦しています。
株のブログに、ローソク足重視で、価格帯別出来高、出来高ヒストグラム、歩み値を組み合わせた
手法特集などをしていただけるとすごく助かるのですが・・・・
勝手なことばかりのお願いで恐縮です。
もしよろしければ、お手すきになった時で結構ですのでご連絡お願いいたします。
以上、長文 乱文で失礼いたしました。
サンチャゴからの回答
ご無沙汰しております。
いつもメール講座をお読みいただきありがとうございます。
あれから専業トレーダーとして活躍されているとのこと
とても嬉しく思います。
東証一部銘柄の刻みが小さくなって
板読みが難しくなったことへの解決策は
全てのトレーダーが取り組んでいることだと思います。
刻みが小さくなり
板が薄く激しく動く銘柄をトレードするには
チャート分析の比重を上げることになります。
日本一即戦力なFXブログで解説している
プライスアクション初心者講座は株のトレードでも有効か?
もちろん有効です。
株の場合はさらに
・正確な出来高情報
・歩み値
・板情報(フル板)で板の厚みが分かる
があるので、FXよりも高度な読みができます。
おすすめなのは、まずはチャート分析をして
レジサポを引き、大まかなトレンドの流れを読んだり
トレンドチャネルを引いたりします。
そして自分なりに未来の値動きを予測します。
そうすると、自分なりに、「この辺でエントリーしたい」
というのができると思います。
その位置まで近づいてきた時に歩み値や板情報を本格的に見ます。
歩み値は自分のチャート分析の予測を肯定しているか?
それとも否定しているか?
を見極めます。
ローソク足のシグナルをブレークする前に
歩み値/板読みでエントリーするチャンスがあればエントリーします。
なければ、ローソク足のシグナルだけで普通にエントリーします。
板が薄く激しく動く銘柄には、このような板読みや歩み値を補助的に使う方法が良い感じです。
と文章で解説されても分かりませんよね。
これはなかなか難しいスキルです。
まずは、ほぼチャートのみでやってみるのも良いと思います。
どちらにしても、チャート分析やトレンド予測のスキルが必要なのは言うまでもありません。
ちょうど今日、『本質のチャートトレード』という
チャートだけを使った裁量トレードのマニュアルを出したところです。
こちらは株や先物のチャート分析にも有効です。
チャートだけを使った手法の解説なので
○○さんのニーズにはぴったりとは合っていないかもしれません。
しかしチャートで起きるトラップについて詳しく学べるので
本当に機能するチャートトレード手法を学ぶ良い機会だと思います。
また、このノウハウはチャートを重視する全ての手法のベースになります。
「ローソク足重視で、価格帯別出来高、出来高ヒストグラム、歩み値を組み合わせた
手法」
はとてもうまくいっていますし、私にとって今後もっとも力を入れて取り組んでいいくべき手法なのですが、みなさんに解説するにはまだ十分に考えがまとまっていません。
とはいえ、もう少し時間はかかりますが、かならず分かりやすくまとめて解説したいと思っています。
楽しみにしていてください。