目次
基本は逆張りライントレード
今日は私のトレード手法がどんなものかをざっくりと書きたいと思う。
詳しい説明は追々やっていくので、今日はあくまでざっくりと。
私のデイトレードにおけるトレード手法はライントレードだ。
多くのトレーダーが意識するであろうラインを引き、
そこに相場が来るのを待ち構える。
そして多くの場合はそこで逆張りを仕掛ける。
ほとんどの場合はラインでの逆張りを狙っていて、よっぽどブレークアウトしそうな時だけブレークアウトを狙う。
デフォルトは逆張りデイトレードだ。
なぜなら、相場というのは、75%程度はレンジ相場になるからだ。
トレンド相場になる25%の場合ですべて負けたとしても、トータルではプラスになる。
それに経験を積めば、今日は逆張りしてはいけない日だな~
というのがなんとなくわかるようになってくる。
この手法はこれまでの私のデイトレーダー人生の中で、株でも日経225先物でもFXすべてに通用してきた。
私のライントレード手法が長期間にわたって安定している理由は…
- 私の引くラインが多くのトレーダーの心理が渦巻くポイントであること
- 板読みや歩み値で反転しそうなことを確認できたときだけエントリーすること
- 逆張りすべきでないという雰囲気を感じ取れること
- 損切をタイトにやっていること
- 派生的なテクニカルや遅行性のあるテクニカルに頼らないこと
このようなことを意識してトレードに根気強く取り組んできたのが良かったのだと思っている。
サンチャゴ流ライントレードに必要なスキル
次に、ライントレードをマスターするために必要なスキルを挙げてみよう。
サポートライン/レジスタンスラインを引く技術
まず、相場が高確率で反応するサポートライン、レジスタンスラインを引く技術が必要だ。
デイトレードでは、前日までの値動きを見て予習しておくことが重要。
ドライブに行く前に地図を見て大体の道順を頭に入れておけば多くのトラブルを避けられるのと同じこと。
では、ラインにはどのような種類があるのだろうか。
前日までに決まっているライン
これは前日の終値までに確定し、次の日の値動きに関係なくそこにあるラインだ。
前日の高値/安値
年初来高値/安値
ピボット
フィボナッチライン
日足の移動平均線
シメントリーライン
トラップライン
前日のマーケットプロファイル/ボリュームプロファイル
これらをすべて引くわけではないが、その日のひらめきでいくつかをピックアップして引いてみて、いくつかのラインが重なるポイントを重要なサポートライン/レジスタンスラインとなる。
日中に出現するライン
日中に出現し、日中の値動きによって変動するラインのことだ。
例えば…
日中足の移動平均線
VWAPライン
日中のスイングハイ/スイングロー
当日のマーケットプロファイル/ボリュームプロファイル
日中のトラップライン
ライン引きは決して難しくない
ラインの引き方自体はそんなに難しくないので心配いらない。
ちょっと練習すれば誰でもすぐに引けるようになる。
ラインの引き方 の記事群を参考にしてトレーニングを積むとよい。
サポートライン/レジスタンスラインで止まりそうかを見極める技術
次に、ラインで止まりそうなのか、それともブレークアウトして動きが継続していきそうなのかを高確率で予測する技術が必要だ。
残念ながら、これは決して簡単ではない。
技術面だけなら、トレーダーが勝てるかどうかはココにかかっているといってもよい。
逆張りトレーダーであってもブレークアウトトレーダーであっても結局はココに行きつく。
逆張りトレーダーなら、ラインで止まるのだろうかどうかを考える。
ブレークアウトトレーダーならラインを抜けていくかどうかを考える。
結局は裏表が違うだけで、同じものを見ているわけだ。
どんなに高精度なラインを引けようとも、
逆張りトレーダーは単純にラインに指値を置くだけでは安定して勝てない。
ブレークアウトトレーダーは単純にラインを抜けたところに逆指値を置くだけでは安定して勝てない。
相場がラインに近づいてきたら、そこでチャート、板、歩み値、出来高、相場勘などを頼りにエントリーする。
その時に相場の動きを見極める精度が一定以上になれば安定して勝てるトレーダーになれる。
(もちろん、その上にトレードメンタルの安定が必要)
問題は、ラインで止まりそうなのか、抜けていきそうなのかをどうやって見分けるかだ。
その答えは1つではない。
株、日経225先物、FX、トレードする対象によっても違うし、その日の相場環境によっても違う。
相場には「これをやっていればOK」という絶対的な法則があるわけではない。
だが、私は10年の経験で自分なりの答えをいくつか持っている。
それをこのブログで紹介していこうと思う。
トレードメンタルを整え、維持する技術
結局のところ、ほかの技術がいかに凄くても、トレードメンタルが崩壊してしまったらなんにもならない。
それまでに何億円稼いでいようと、どんなスキルを持っていようと、トレードメンタルが崩壊したら一瞬にして全てを失うことは簡単なのだ。
「トレードメンタル?あー、あれね、感情を無視して淡々とやればいいんでしょ?」
と思ったひとは必ず私の トレードメンタル記事 を全て読むようにしてほしい。
トレードの世界は誤解であふれている。トレードメンタルも例外ではない。
トレードマネジメントの技術
素晴らしいエントリーをしてもそのあとの利食い/損切りが悪ければ安定して利益を上げることはできない。
「バックテストで最大の利益を上げれた利食い/損切り方法がベストなわけではない」ということを理解しなければ、あなたはデイトレーダーとして長く生き残ることはできないだろう。
マネーマネジメント(資金管理)の技術
あなたはトレーダーであると同時に、資金管理者でもある。
資金管理者である自分が常に最高権力を持っていなければならない。
トレーダーである自分が資金管理者である自分に反抗するようではトレードというビジネスは成り立たない。
サンチャゴのデイトレードスタイル このブログで学べること まとめ
このブログでは以下のようなことが学べる。
これらのことを学び、本気でデイトレードに取り組めば、数か月~数年のうちに安定して利益を上げれるトレーダーになれるだろう。
「これを読めば今すぐに安定して勝てるトレーダーになれる!」
そんな方法があれば是が非でもあなたに教えてあげたいが、そんなものに出会ったことはない。
そんなものは本当に無いのだ。
もしそんな内容のセールスレターがあったら、それは詐欺商材だ。
次々に新しいデイトレ商材を勧めてくるメールが来たら、そいつは詐欺アフィリエイターだ。
一目散に逃げること。
私自身が安定して勝てるようになるまでに3年もかかったのだから、無責任なことは言えない。
しかし、何もないところから、いろんな詐欺商材に引っかかりつつも最終的に自分の手法を編み出した私に比べたら、たまたまこのブログに出会ったあなたはもっと早くその境地いたどり着けるかもしれない。
あとはあなたの決意とやる気次第だ。
あなたが本当にデイトレーダーになりたいのかを確認し、あなたのやる気が本物なら、さっそく証券会社に口座を開いてトレーニングを始めよう。
Yoshi says
atサンチャゴ様 m(__)m
いつも・いつも有益な情報をありがとうございます!
これまで戦術(デイトレードは「戦い」でしたよねぇ (^.^) 勉強になります!)に注力・注目しておりましたが、相場心理についても、最近は目を向けるようになりましたが…本当に目からうろこの連続でした。
特に『デイトレーダーのゴール設定を見直そう』や『勝てるトレーダーの心構え 人間の本性』などは、以前の「負けていた(頃の)」私そのもの (^^ゞ。本当に参考になります!
サンチェゴ様の1ファンを通り越し、今や1信者となっている感があります (^.^) 。
さて、基本的な質問で恐縮ですが、
当該ブログは、「空売り」が出来る銘柄を前提にして構成されていると考えてよろしいのでしょうか?
言い換えて質問させていただければ、「空売り」が出来ない銘柄の場合は、少々・勝手が違うと考えた方がいいのでしょうか?
本当に初歩的な質問で申し訳ございませんが、アドバイスいただければ幸甚です。
取り急ぎ、お伺いまで m(__)m
P.S.
プロになるためのデイトレード入門…この度・購入させていただきました。
(初めて、電子版書籍なるものを購入しました (^o^)/)
じっくりと拝読させていただきます m(__)m
サンチャゴ says
atYoshi様
コメントありがとうございます。
はい、メンタル面はとても大切です。
私の場合、大負けするときは、手法が悪いのではなく、
メンタルが崩壊して単純にバカなことをしたから である場合がほとんどです。
ですから、いつも安定したメンタル面を維持するための儀式的なことを
毎朝毎晩やっています。
儀式といっても、ただ単に1枚のメモを読み上げるだけです。
自分のあるべき姿は?目標は?
その為の代償は?
実現するための計画は?
を読み上げるのです。サボった日にはバカなことをしやすいと思っています。
私は凡人なのでこういうことをしないとメンタルを維持できないんですよ。
「空売りができない銘柄でサンチャゴの手法は機能しないのか?」
ですが、私は機能すると思います。
「思います」と言ったのは、私は日経225先物や東証一部の主要銘柄以外はトレードしないからです。
ですから、はっきりとは分からないのです。
しかし、何をトレードするにしても、相場は相場、基本的には良く似たものだと思います。
こんなことを言ったらガッカリさせてしまうかもしれまんが、
私がトレードする大型銘柄であっても、相場環境が変化すれば、いつなにが機能しなくなるか分かりません。
現に、私の手法が全く機能しない日は普通にあります。
そんな日には早めに見切りをつけてPCの電源を落とすだけです。
相場は生き物なので、これをやっていればいつも大丈夫という手法は、残念ながらありません。
自分が大口で、相場をコントロールできるなら別ですけどね;-)
それでも、毎日板情報と歩み値を読んで相場の本質に身を置いていれば
変化に誰よりも早く気づき、対応していけるはずです。
PS:電子書籍のご購入、ありがとうございます!
Yoshi says
atサンチャゴ様へ
早速のご回答(ご返信)ありがとうございます。
そぉーですね、本当にメンタルは大切だと思いました(思います)!
『毎日板情報と歩み値を読んで相場の本質に身を置いていれば
変化に誰よりも早く気づき、対応していけるはずです。』
勉強にになります m(__)m
取り急ぎ、ご回答(ご返信)のまで