株のデイトレードで、数百株~数千株程度のポジションサイズのトレーダーに対して、個人攻撃としてストップ狩りが行われることはあるのでしょうか。サンチャゴは中の人ではないので真相は分かりませんが、それは無いと思います。その理由は…
読者様からのご質問
読者様から、以下のようなお悩みメールをいただきました。
関連銘柄(同じセクター)が上がっているのに、自分が買った銘柄だけ上がらない
日経先物あがっても、自分の買った銘柄だけは上がらない
自分が空売りした価格を安値にして上げる
自分のロスカット注文が約定した瞬間に反転する
何かおかしいんじゃないか?
誰かが不正をして自分を陥れているんじゃないか?
証券会社は自分の注文を見ていて、自分を陥れるようなことをして稼いでいるのではないか?
サンチャゴからの回答
証券会社などが自分を組織的にはめているのではないか?
というご質問にお答えします。
先ず、私は中の人ではないので、真相は決して分かりません。
ですから私の思うことを書きます。
そのように感じてしまうほどに調子が悪い時は誰にでもありますので
気持ちは分かります。
しかしそれは100%被害妄想だと思います。
600株を狩るために相場を動かしていては
リスクレワード比が合わないはずです。
600株のストップを狩るために
何ティック相場を動かす必要があったでしょうか。
そのためにいったいどれぐらいの成り行き注文を入れる必要があったでしょうか。
10万株の成り行き注文で相場を5ティック動かして
600株のストップを狩る。
そんなことありえるでしょうか。
あるわけないですよね。
ストップを狩る方にもリスクがあるのですから。
株の証券会社は相場を作っているマーケットメーカーではありません。
ただ注文を取り次いでいるだけです。
ディーリングルームを持っている証券会社でも同じです。
仮に客の注文を見ているとしても、それは巨大な相場の一部分だけです。
取引は東証で行われているのだから
一部だけが見えていても仕方がありません。
とくにそれが小さな注文ならなおさらです。
もしあなたの注文サイズが
数十万株~数百万株という巨大なものなら
あなたの注文動向を見ながらトレードできると
優位性を持てると思います。
しかしたいていの一般投資家個人レベルの
注文サイズは、彼らにとって眼中にないと思います。
そのような心配をするよりも
トレードのスキルを上げることに集中することにエネルギーを使うべきだと
私は思います。
お気を悪くなさらないでください。
私だって、調子が悪い時にはそんなことを思いたくなるときがありますから。
だから気持ちは痛いほど分かるんですよ。
でも、そのような心理状態が続くようであれば
そのような思考にエネルギーを吸い取られ続けるようなら
トレーダーの仕事はものすごく辛いものになると思います。
乗り越えてくださることを祈ります。