価格帯別出来高デイトレード講座の第2回です。
株や日経225先物のデイトレやスキャルピングに役立つ価格帯別出来高。
その一歩進んだ読み方を解説しています。
第1回はこちら
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ところでみなさんは価格帯別出来高を使っていますか?
ゆっくり動くエリアと素早く動くエリア
道路を想像してください。
道路の両脇と分離帯はちょっとした林になっています。
その林には猫が住んでいます。
何らかの理由で、この猫は片方の林からもう片方の林に移動しなければなりません。
猫はどんなふうにふるまうでしょう。
簡単に想像できますね。
素早く一気に分離帯まで走り、そこで一休みし、タイミングを見計らってまた道路を素早く横断するでしょう。
出るタイミングを間違えたと思ったら、道の真ん中で折り返して分離帯に素早く戻るかもしれません。
林ではゆっくりし、道路では、横断するにしても途中で引き返すにしても、素早く移動することでしょう。
価格帯別出来高を使ってデイトレードやスキャルピングをしていると、道路脇の林に住む猫ほど分かりやすくはありませんが、相場も同じような動きをすることに気づきます。
出来高の多いエリアが林、出来高の少ないエリアが道路です。
出来高の多かった価格帯に入ると値動きはゆっくりしたものになります。
一方、出来高の少なかった価格帯に出ると、値動きは速くなります。
必ずそうなるわけではありませんが、そのような傾向が確かにあります。
それがどう役立つのか?
出来高の多かったエリア、少なかったエリアの特性を以下のように利用して有利なエントリーポイント、ロスカットポイント、利食いポイントを見つけられます。
- 速く動くエリアに飛び出すところをブレークアウトエントリーで狙う
- 価格がゆっくり動くエリアを背にしてプルバックエントリーを狙う
- 価格がゆっくり動くエリアにぶつかるポイントで利食いする
ロスカット方向に価格がゆっくり動くエリアが来るように、また、利益方向に価格が速く動くエリアがくるようにすると優位性を持ちやすくなります。
これはリスクレワード比が良いという意味ではありません。
ロスカットになるときに価格がゆっくり動いてくれるなら、有利な価格で損切できるかもしれないし、株価が跳ねて想定外の大きなロスカットになることも少ないということです。
また、利食いの方向に素早く動いてくれたら、焦らされて薄利で利食いしてしまうようなことが少なくなるということです。
ただし、いつもそうなるわけではないということは常に肝に銘じておく必要があります。
ここまでの内容、勉強熱心な方なら「そんなの知ってるよ!」といったところでしょう。
でもガッカリしないでください。
価格帯別出来高デイトレードの解説はまだまだ続きます。
価格帯別出来高をさらに深く理解するには、「マーケット(相場)の本来の目的はなんなのか?」を理解して頂く必要があります。
そのお話はまた次回。
価格帯別出来高を活用してデイトレードをするなら、
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価格帯別出来高デイトレード講座 もくじ
- 価格帯別出来高デイトレード講座【1】何ができてどんな優位性があるのか
- 価格帯別出来高デイトレード講座【2】出来高の多い価格帯と少ない価格帯
- 価格帯別出来高デイトレード講座【3】マーケットの目的を理解する
- 価格帯別出来高デイトレード講座【4】ストップ注文を燃料に次のレベルへ
- 価格帯別出来高デイトレード講座【5】プルバックはどこで止まりそう?
- 価格帯別出来高デイトレード講座【6】出来高の多い価格帯に入り込んだら?
- 価格帯別出来高デイトレード講座【7】まずは出来高の芯ができる
- 価格帯別出来高デイトレード講座【8】リバーサル(反転)エントリー
- 価格帯別出来高デイトレード講座【9】出来高の多い価格帯がシフトするトレンド相場
- 価格帯別出来高デイトレード講座【まとめ】
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