デイトレードする銘柄の選び方について読者様からよく質問をいただきます。ここ1年で私のデイトレード向けの銘柄選びはかなり進化しました。少数の銘柄を徹底的に分析して追いかける方法から、市場全体を見渡して、セクター別の分析を行い、気になる銘柄を探すような方向性に変えています。それと同時に、時間軸も伸ばしてポジションを長く持つようになり、ポジションの一部をスイングトレードに移行する場合も多くなってきています。
読者様からのご質問
サンチャゴさん、いつも勉強させて頂きありがとうございます。
質問させて頂きたい事があって連絡させて頂きました。
以前、歩み値の本と板読みの本を購入させて頂き勉強した後、新興市場でスキャルピングをするようになりました。
東証一部銘柄は、アルゴリズム売買が多いと聞いたことがあったのでレンジブレイクする時はアルゴリズムがあまりないと思われる新興市場のほうが動向が分かりやすいと思ったからです。
東証一部銘柄と新興市場銘柄はどちらのほうが板読みや歩値を見てその後の動向を掴みやすいですか?
また、デイトレードでレンジブレイクしそうな銘柄を探す方法はありますか?(私は前日に500銘柄くらいのチャートを見て10銘柄くらい画面に出してその中からトレードしてるのですが、時間がかかる上に当日チェックする銘柄が10銘柄だけなので少なく悩んでいます。)
お手隙の時にでもアドバイス頂きませんか?
宜しくお願い致します。
サンチャゴからの回答
こんにちは、サンチャゴです。
メールをいただきありがとうございます。
デイトレードの銘柄選びに関しては
私も現在研究中で、1年前に比べて大きく進化しました。
100年ぐらい前の米国株式市場で活躍した
ワイコフやリバモアの考え方を勉強して取り入れています。
2年前までは、特定の銘柄群をひたすら追いかけてその癖を見極め
レンジブレークアウトしなくても、逆張りでもプルバックでもなんでも狙っていました。
今は強いセクターの強い銘柄を見つけて、
または弱いセクターの弱い銘柄を見つけて
大きく動くところを狙い撃ちする方向性にシフトしていってます。
ただし、よくある感じの、ランキングに乗ってくる銘柄に飛び乗るのとは
ちょっと違っています。
方法論に関しては、企業秘密なところもありますし、メールでは解説しきれないのもありますので
また別の機会に解説したいと思います。
レンジブレークしそうな銘柄ですが
一般的には、「収縮と拡張の原則」があります。
レンジが収縮している銘柄が
次の日に大きく動き始めたらそこにはチャンスがある、というのはありますね。
レンジが収縮しているところから、強くブレークアウトしてきた場合にはチャンスがあると思います。
単純にレンジというよりは、アキュムレーションなどのストーリーを考えています。
ただ、その日にブレークアウトする銘柄をあらかじめ予知するのは難しいのではないかなと思います。
どちらかというと、
この銘柄がブレークアウトするなら乗ってみよう!
でも、この銘柄ならやめておこう、といった感じですね。
セクター別の比較分析や日足の分析に基づいて判断しています。
プライスアクションの読解に加えて
相場全体の大口資金の流れを意識すると
トレードがさらに面白くなってきます。
新興市場に関してですが、私自身は今のところ新興市場の銘柄は
ほとんど触らないので、コメントする立場にないかなと思います。
私は今、トレードの時間軸を伸ばす方向性にあるので
トレード対象が広がって、新興市場もトレードするようになるかもしれません。
その時はまたお話ししたいと思います。