このページでは、
・エントリーセットアップの作り方
・VCA1.0のエントリーセットアップ
について解説します。
これまでVCA1.0に必要なノウハウ、スキルをほとんど全て解説してきました。
ここまでの解説で、皆さんはもうトレードで安定して勝つための知識が身についています。
「VCA1.0で学んだ知識やスキルを活用することで安定して勝ち始めました!」
という嬉しいメールも届き始めています。
しかし、初心者の方は焦ってはいけません。一歩一歩着実に進んでいきましょう。
いくら知識が身についたからといって、すぐに行動に移せるわけではありません。
エントリーセットアップのガイドラインを文書化しておくことで、安定した行動をとることができるようになります。
エントリーセットアップの作り方
まずはエントリーセットアップをどのようにして作るのかを解説します。
人の手法をそのまままねてトレードするのではいけません。VCA1.0で学んだ知識を使って自分なりのエントリーセットアップを作り、そして文書化しておく必要があります。
VCA1.0は裁量トレード手法なので、カチッとしたルールがあるわけではありません。トレードの意思決定を助けてくれるガイドラインがあるだけです。
そのガイドラインをどのような考え方で作っていけばよいのかを解説しました。
トレードの下準備と流れ
私がトレードをする前に行っている下準備と全体の流れについて解説します。
1.上位足の相場サイクルとスイングを認識する
相場サイクルについての記事
2.上位足にラインを引く(トレードすると決めてからでもOK)
ラインの引き方の記事
そして、上位足でエントリーに有利なポイントに近づいて来たら…
3.下位足のサイクルとスイングを分析する
4.下位足でラインを引く
5.エントリーシグナルを待ってエントリーする
6.ポジションを管理する
7.トレードを記録する
1と2をいくつかのウォッチしている通貨ペアや株の銘柄に対して行います。
そしてエントリーに適した相場環境になっているのが確認できたら、下位足でも分析を行い、エントリーを狙います。
もちろん、上位足のセットアップでエントリーすることも可能ですが、下位足に降りて行ってエントリーすることでリスクレワード比の良いエントリーができることがほとんどです。
サンチャゴのエントリーセットアップ
サンチャゴのエントリーセットアップを解説します。
FX、株、日経225ミニ先物のデイトレード~日足のスイングトレードにサンチャゴが実際に使っているエントリーセットアップです。
まずは図で大体のエントリーポイントのイメージを持ってください。
アキュムレーションからのエントリーポイント

ディストリビューションからのエントリーポイント

バリュートレード
アキュムレーションやディストリビューションのレンジの値動き自体を取ろうというトレード手法です。
上の図では「トラップ」となっている部分です。
実際にバリューができる前に、ここらへんでバリューができると先回りして予測し、レンジ相場の行ったり来たりの値動きを高確率で取ります。
ブレークアウト
アキュムレーションやディストリビューションのレンジが終了し、強いブレークアウトが起きる部分を狙います。
ブレークアウトの瞬間の値動きだけにとらわれず、アキュムレーションやディストリビューションがあったのか?といった、ちょっと前の値動きを考慮するのがポイントです。
プルバック
ブレークアウトが終わったあと、強いトレンド(マークアップやマークダウン)が起きている状況で、押しや戻りを使ってトレンド方向に有利なポイントでエントリーを狙います。
LVNや軸ラインといった有利なポイントでトラップのパターンが起きたらエントリーします。
初心者の方はこれをやるだけでプロへの道がぐっと近づくはずです。
ロスカットのガイドライン
エントリーした後、どこにロスカット注文を入れるのか。ロスカット注文の位置に関するサンチャゴの考え方をまとめました。

サンチャゴさん
いつも素晴らしい講義をありがとうございます。先ずはお礼を言わしてください。
これでVCA1.0が終了となるのが残念ですが、ソッコーで習得します。
目からウロコどころか、まったく別次元の内容でした。
これだけのものを会得されたコスト(時間・金)は、いかばかりだったんでしょうか。
その過程にも興味があります。
公開していただいて本当に感謝です。
今までのルールはもう使えません。新しくエントリールールを作ります。
いける!て思えてます。ありがとうございます。
これまで、サンチャゴさんの第1作から
電子書籍、ブログなど順番に読ませて頂いていましたが
点と点が結ばれ、それがより深まり立体的になりました。
価格帯別出来高、TradingViewのチャート、ピボット
どれも使いこなせたらどれほどいいかと思っていたことが
サンチャゴさんの手法、考え方がそれに加わることで
今は、完全にチャートや値動きの見方が変わり、
【次元が違う】とはこのことかと実感しています。
LVNと軸ラインとキャラを読むことで
FX、バイナリーで継続的に勝てています。
リクエストとして、トレード動画や
トレード後でどこでどうトレードしたのかとか
解説動画などが加われば、より嬉しいです。
ご検討頂けたらと思います。
素晴らしい講義をありがとうございました。
サンチャゴさん
やりました‼️
7火曜120pips、8水曜120pips、9木曜170pips、10金曜はマイナス30でしたが、初めての大勝利週間‼️
資金35%増ですコワいっス
今週ポン円に絞りました。下落メインですが戻りもとれました!
LVNライン、気味わるいくらい効いてますよ。
サンチャゴさんVCA1.0のおかげです。ありがとうございます‼️
金曜は油断せんようにしてたんですけど、最後に悪いクセ出ました。トレンドの逆張り。
ポン円トレードは、来週いっぱいでしょうかね。
23日の、EU離脱の国民投票の結果、どうなるんでしょうか?
サンチャゴさん、質問よいでしょうか?
今現在、やりやすそうな通貨ペアは何と見ておられますか?
おめでとうございます。
その調子で、油断せずに慎重に進んでください。
サンチャゴ様
サンチャゴ様は様々な手法を何から学んで作り上げたのでしょうか?
洋書も読まれたりされているのでしょうか?
あと、要望ですがリアルタイムでのトレードの動画のアップを希望いたします。
リアルタイムの動きを見てサンチャゴ様がどのように感じられているのか参考にさせていただきたいです。
はい、パンローリングの本は結構読みます。
ボブバルマン氏の本は得に読み込みました。
私の手法とは違いますが、ブレークアウトの部分などは学ぶことが多かったです。
サンチャゴさん、
いつもありがとうございます。
ブレイクアウトのプルバックとレンジからブレイクしてだましとなる場合の違いをどのように見分けていますか。
戻ってくるまでの時間が短いのがだましで、すこし長めの時間(ローソク足3、4本)をかけて戻ってくるのがブレイクアウトのプルバックとなるのでしょうか。
この微妙な違いで、売り買いエントリーが真逆になるので難しく感じております。
注目しているラインの内側か外側かのどちらでしっかりと閉じたかも見分ける方法の一つだと思いますが、他に方法はありますか。
キャラチェンジの大きさや、2種類の吸収の後の方の吸収があったかどうかで判断するのですね。読み込みが足りなかったようです。このような理解で正しければ解決です。お騒がせしました。
ブレークアウトした時の勢いが強かったり、ラインの外に長く居続けるなら、ブレークアウトが成功し、そうでないなら失敗するだろうというのが基本です。
ただ、その瞬間の値動きだけで判断しているのではなく、レンジの中で何が起きていたのか?も見ます。
ブレークアウト直前の吸収は役に立つ兆候です。
レンジがしばらく続いた後で、且つ、反対側へのブレークアウトが派手に失敗した直後に今のブレークアウトが起きており、値動きに勢いがあるなら、「これは行くだろう」という感じになったりもします。
色んな手がかりを集めて、総合的に判断する必要があると思っています。
基本的には、強い値動きでブレークアウトして、ラインの外に長く居続けるなら、ブレークアウトが成功するだろう、というのがあります。
しかし、実際には、その瞬間に起きていることだけで判断できるものではなく、様々な手がかりを集めて、総合的に判断しています。
ブレークアウト直前の吸収の動きは、とても役立つ手がかりです。
また、レンジがある程度長く続いていたあと、反対側へのブレークアウトが派手に失敗したなら、今回のブレークアウトは期待できるのでは?(値動きに勢いがあれば)
といった考え方もよくします。
明瞭かつ的確なご回答、ありがとうございました。自分のトレードでも思い当たる節が多く、大変勉強になりました。
どの項目で質問したら良いのかわからないのでこちらに入れさせていただきます。
VCAにはない項目「歩み値」に関してなので不適格なら削除してください。
クリック証券の株式情報の「同一気配約定情報」を参考にしているのでが、これ以外に「株価強度分析」というのがあり「買い付け強度」で、売り・買いのどちらが優勢か判断できるようになっています。
これがよくわからなのです。
約定は売り、買いが合致するから成立するので「売り数量=買い数量」だと思うのですが
この分析では「成り行き約定」のことでしょうか。
仮に出来高を伴った状況で、買い付け強度が30%台の時は
「成り行き売り」が「成り行き買い」圧倒している。
「成り行き売り」の相手は買い板に並んだ「指値の買い方」で
「成り行き買い」の相手は売り板に「指値の売り方」ということでしょうか。
大口が個人の売りを誘いながら、買い板を食っている→買い集めている。
と考えるのはマチガイでしょうか。
こういったツールにおいては、成り行き買いの約定を「買い」、成り行き売りの約定を「売り」として計算します。
もちろん、おっしゃる通り、買いと売りの数量が釣り合うから約定するのですから、これはあまりに単純すぎます。
ただ、成り行き注文は「今すぐ買いたい」「今すぐ売りたい」という注文なので、アグレッシブであるとは言えます。
私はこのツールを使っていないので、ツールに関する詳細な解説は、ここでは控えておこうと思います。
サンチャゴさん、ちょっとズレた質問でしたのに回答いただきまして有り難うございます。
初心者の質問ですがよろしくおねがいいたします。
まずはトレーデイングビューの登録から始まり使い方を模索中です。
サンチャゴさんは、225ミニ先物のトレードにはどのチャートをお使いでしょうか?
私は、最初お試しの時は、CMEのNY1!を毎朝価格を調整しながら使っておりましたが、1ヶ月が経過して、プロプラスにアップグレードしましたが、なんと、CMEはリアルタイムでなくなりました。おまけに使用するには追加で莫大な追加料金が発生するとのこと。お試し期間は、なんでも使い放題だったんだと今やっと理解しました。
プロプラスを半額で使用する手続きをするには、安定したリアルタイムデータが欲しいので、是非毎日取引に使われておられるのはどのチャートなのか、またオススメの使用方法などございましたらご教授くださいませ。
(大阪証券取引所はまだ導入されていないようで、NYがホリデイの時はチャートが使えなくて困りました。trading view に要望出しましたがどんなもんでしょう。)