サンチャゴさん、いつもお世話になっております。
会員の○○です。
本日は久しぶりに質問をさせていただきます。
最近は勝ちの数も増え、だいぶトレードも上手になりました。
ひとえにサンチャゴさんのお陰でございます。
ありがとうございます。
さて、最近、建玉法について考えることがあります。
サポートラインでレンジ逆張りの買いエントリーをしたとします。この時は、2ポジションの買いを入れたと考えてください。
その後、利食いは、レンジの真ん中で一回、レジスタンスライン付近で二回目の利食いをするかと思います。
ここからが質問なのですが、サポートラインで買った後、レジスタンスラインまで勢いよく上昇してブレークアウトを予想し、ブレークアウトエントリーで買いを狙いたい状況を考えてください。
その場合は、サポートラインで行ったレンジ逆張りの買いエントリーのポジションは利食いせず、保持したままにするのがいいのでしょうか。
それとも、サポートラインで行ったレンジ逆張りの買いエントリーのポジションを利食いして、新たにブレークアウトエントリーの買い注文をするべきなのでしょうか。
この二つのどちらの方法が良いのか、アドバイスをお願いいたします。
以上になります。
ご回答よろしくお願いいたします。
サンチャゴからの解答
初心者のうちは、コツコツと利食いを確実にしていく。
慣れてきたら、ここぞという時にはブレークアウトまで引っ張る。むしろ乗せも狙う。というのが良いと思います。
レンジ手法(バリューエントリー)で買ったポジションがブレークアウトしそうでも、とりあえず最初の計画通りに利食いをしておいて、気分的に仕切りなおすというのはもちろんありです。
しかし、もしあなたの読みが、「これから上方向にブレークアウトする」というものなら、利食いはしないほうが、理にかなっていることも事実です。
トレード上級者の場合、乗せを行うことすらあります。
1 下値のだましブレークアウトで最初のエントリー
2 強い上昇の始まり(レンジ内)で2回目のエントリー(乗せ)
3 ブレークアウトした後の押し目が弱弱しければ3回目のエントリー(乗せ)
乗せは精神的な強さが必要なので、上級者向けです。
乗せを狙うべき環境判断も必要です。
環境判断は、ブレークアウトの解説記事を観てください。
しかし、乗せができるようになると、全てが上手くいったときの利益がとてつもなく大きくなり
ダメだった場合の損失を簡単に回収してしまうことができます。
1回目のエントリーからダメだった場合、ポジションサイズが小さいので大したことありません。
2回目や3回目のエントリーまでいって、そこで反転してしまった場合には、利益を吐き出しますが
ロスカットポイントは上げているので、損失はそれほど広がりません。
乗せの建玉法は、
コツコツドカン負けの正反対の方法。
コツコツ負けを繰り返し、ドカンと勝つ。そんな方法です。
実のところを言うと、リバモアやワイコフ、
日本のトレーダーで言うと、BNFさんなどもこのような乗せをやってとてつもない利益を上げました。
伝説的なトレーダーはみな、乗せをマスターしています。
初心者のうちは、しっかりと利食いを確実にしながら、刻んでいくのが良いと思います。
しかし、上記の理由から、慣れてきたら、ここぞという時には乗せをやってみるのも良いと思います。
解答は以上となります。
お役に立てれば幸いです。